父ちゃんの育児

臨界期

9、10歳という年齢は臨界期というのだそうだ。 体も大人になる準備が始まるころだが、 精神的にもそれが始まるのだという。 それまでは具体的なことしか理解できなかったのが、 抽象的な概念がわかるようになってくる。 漢字は、山や川のように具体的な形…

子どもにはスモールステップを超えさせよう

昔はとくに意識しなくても体験できていたことが、 いまは危険な状況がたくさんあるので、 自然な場面ではやらせず、あえてそういうシチュエーションを 作る必要がある。 たとえば、お使いなんかがそうだ。 昔はかわいい子には旅をさせよ、といっていたが、 …

長男、4歳になる

長男が4歳の誕生日を迎えました。 やりたいことがいろいろと出てくる時期で、 米を洗うのに計量カップから移すのをやりたいとか、 コーヒー粉を移すのをやりたいとか、 いろいろと言ってきます。 めんどくさいですが、できるだけやらせるようにしています。…

長男、年少に進級

長男が年少に進級したので、入園式に行ってきました。 進級なのに入園? というのは、この幼稚園は4年保育が あるからなのです。 満2歳の子も幼稚園児のように扱ってくれるんですね。 まあ、保育園と幼稚園の間のような感じですが。 長男のクラスに行くと…

「なんでもしてくれる券」

子どもはよく「肩たたき券」などをくれると思う。 小3の長女が小2のときだったか、私の誕生日か、父の日に 券をくれた。それは単に「肩たたき券」ではなく、 「お手伝い券」や寒い冬のときに横に寝て温めてあげるという 意味の「あたため券」があった。 そ…

長女の「9歳の壁」

長女の口がさらに達者になってきた。 小学校3年というのは、「9歳の壁」の時期で、 心も体も大きく変化するといわれている。 長女の場合は、心の面が大きく成長している時期なのかもしれない。 そのせいか、言葉遣いや言っていることの内容が変わってきて…

「独りで寝る」の壁

ここのところ、長女が「独りで寝る」と言い出している。 これまでは家族5人がみんな同じ部屋で寝ていたが、 次女を誘って子ども部屋で寝るというのだ。 次女がそれを直前になって拒否したので、 やっぱり「ママの隣でねるー」といったことが数回あったが、 …

子どもの調べ学習はネット中心

小3の子どもの調べ学習を見ていると、時代を感じるね。 何せ、「インターネットで調べてみよう」ってさらっとプリントに 先生が書いてあったりするから。 インターネットで調べられたらものすごく楽だよね。 子どものころは、すぐにネットで調べずに実物を…

長男の「お父さん嫌い」の真相

長男の最近の口癖は「ママ好きー、お父さん嫌ーい」だ。 娘に嫌われる父親の話はよく聞くが、 ここまで息子に嫌いを連発される父親の話は聞いたことがない。 3歳の長男は、いまもっとも母親が好きな時期なのはわかる。 だが、あえて父親を嫌いという意味は…

送迎が大変

子どもは9歳、6歳、3歳になり、 彼ら彼女らの身の回りを世話するという面では だいぶ手間がかからなくなってきた。 だが、これから手間がかかるのが、習い事などの送迎だ。 小3の長女はバレエをやっていて、自転車で往復10分ぐらい のものだが、これが…

相手の気持ちと自分の気持ち

子どもは思っている以上に育つものですね。 次女は最近、ぐっと成長したなと思ってはいました。 けれども、それをさらに上回っているなと思いました。 次女が通う幼稚園では、動物園に行ったあと、クラス全体で ミニチュアの動物園作りをします。 4人ぐらい…

桃太郎になるな

子供がどのように育ってほしいかというと、 いろいろあるのだが、ひとつは 「桃太郎になるな」ってことだろうな。 昔話の桃太郎は、自分では動かずに家来にやらせて 報酬だけはちゃっかり受け取るんだよね。 他人事、傍観者になっている人が多すぎる。 その…

子供のおもしろさは一瞬のもの

子供はときどきおもしろい言葉を吐く。 でも、こういうのってないですか。 「あのときあの子がおもしろいことを言っていた。 でも、それがなんだったか、思い出せないんだよね」 我が家でも3人の子供たちが突拍子もない発想で、 あるいは無知であるがゆえに…

なんでも「ママやって!」の時期

3歳の長男の私に対する拒否がすごい。 トイレへの誘導、ご飯を食べさせたり、歯を磨いたりといった 長男への補助を私にやらせてくれないのだ。 私がやろうとすると、「ママにやってもらう!」を連呼する。 他のママさんたちに言わせると、「男の子はしょう…

子どものこだわり

子どものこだわり、これが一番、親をイライラさせる 元じゃないですかねえ。 この皿はいやだ、このコップがいい、あのスプーンはいやだ、 こっちのぬいぐるみのほうがいい、などなど。 だいたいこういうこだわりは2歳ぐらいからはじまります。 大人は、どれ…

ラジオ体操、はじまりました

私の住む地域でも、小学生以下を対象にラジオ体操が はじまりました。 子供たちはあまり乗り気でない様子ながらも、 近くの神社の境内で行われるラジオ体操に参加しました。 でも、ラジオ体操は1週間だけなのです。 私の頃は夏休みのうちは毎日やっていたの…

子どもといつまで一緒に?

子どもといつまで一緒に寝るか というのを聞くと、どこの家庭も小学生のうちは 一緒の部屋で寝るというのが多いみたいだ。 うちもそうなっている。 私的には別の部屋で寝てもいいのだが、 いまだけだからと言われると、そうかとも思う。 子どもにひとりで寝…

寂しがるのではなく

小3の長女はお年頃になりつつあるようで、 言葉に気をつけないといけなくなってきている。 先日は、すね毛を指摘すると、 「やだ。嫌い!」 と言われてしまった。 発達の早い子になると、胸がふくらんできたりして 周りの子の様子も気になるようだ。 これま…

「あっちを立てれば、こっちが立たず」問題

やれやれだ。 次女が荒れている。 幼稚園でのお泊り会を控えて、不安を外にぶちまけている。 内に抱えられるよりいいが、荒れぐあいはけっこうなもの。 そこへきて、2歳の長男もなんだか体調がおかしいのか、 グズグズだ。 そうやって、下の子たちにかまっ…

「最初は誰でもうまくいかない」

年長の次女の土曜参観にいったとき、父親たちとの懇談もあった。 子どもとどんなコミュニケーションをとっているかということを 話し合った。 まあ、どんなことして遊んでいますかってことだね。 ゲームというのは少なくて、公園に行ったり、ブロック玩具な…

刺激

今日は長男の初めての登園日だった。 バスも泣くこともなく、喜々として通ったようで、 帰りもバスを降りるなり、「たのしかったあ」と言ったらしい。 家に帰ってきてからも、いままでより饒舌に話す。 同学年の子たちに交じって、刺激されたのだろう。 明ら…

3歳と入園

明日、長男が3歳になり、幼稚園に入園する。 子どもたちが通っている幼稚園は4年保育の制度があるのだ。 明日が月曜日なので、お祝いを日曜日にやってみた。 一緒に私の誕生日も祝ってもらった。 4月、5月は家族で3人の誕生日があるので、 そんなに毎週…

長女、日本とアメリカの戦争を知る

なんのニュースだったか、戦争の話題を伝えていた。 そこで、「日本とアメリカは昔、戦争したんだよ?」と言ってみた。 小学3年生の長女にとってはアメリカは、ディズニーの国であり、 日本と仲の良い国というイメージだったから意外だったのだろう。 「え…

「おとうさん」という名前

長女が幼稚園の年少のときだったか、クラス通信に先生の話が 載っていた。こんなことを子どもたちが話していた、 ほほえましかったというのだ。 「うちは、おとうさんっていうんだ」 「あー、うちもー」 「うちもだよー」 「みんな同じ名前なんだねー」 どう…

育児と大人の人生 その2

子どもを生み、育てるということも、別段、特別なことでなないと 考えている。どうして今の時代、そんなに大ごとになったのか。 メディアの中にいるから、言うのに気が引けるけど、 あまりメディアのいうことを気にしないほうがいい。 子どもは手がかかる、…

育児と大人の人生 その1 

月刊誌の仕事を一緒にしている編集者さんに第一子が生まれた。 彼も40歳、奥さんは41歳での初産である。 この5年ほど、一緒に仕事をし、よく私の子どもの話をした。 私は基本的に子どもがいると、人生が豊かになるということを 話していたと思う。 「子…

空も飛べるはず

あるとき家にいると、別の部屋でドタン、ドタンと音がする。 見ると、小2の長女がソファーから床に飛び降りている。 手にはうちわを1つずつ持っている。 続けて見ていると、うちわをバサバサやりながら、飛び降りている。 「なにやってんの?」 「(空を)…

小2の体力

平日はちょっと手の空いた時間を見計らって、 30分ほどジョギングすることがある。 多摩地区の中でも都心から2,3度低い気温の地域だが、 30分走ると汗をかく。 息をすったり吐いたりするので、おのずと深呼吸することになり、 リフレッシュにもなる。…

「1か月はやるよ」

小学2年の長女は動物が飼いたいらしい。 クリスマスのプレゼントで、動物に代わるようなものを望む。 ぬいぐるみとか、ハムスターのおもちゃとかだ。 いつか猫が飼いたいというので、妻が諭した。 「猫の世話は誰がやるの?」 「私がやるー」 「ずっとでき…

長女は気づいている

小2の長女は、そろそろサンタのことに気づくころだ。 子どもの間でもそういう話になるだろう。 「知ってる? サンタのプレゼントもってくるのは パパやママなんだよ?」 最初はそれを信じないものの、信じる子が増えてくると、 そうなのかもしれないと思い…