「1か月はやるよ」

小学2年の長女は動物が飼いたいらしい。
クリスマスのプレゼントで、動物に代わるようなものを望む。
ぬいぐるみとか、ハムスターのおもちゃとかだ。
いつか猫が飼いたいというので、妻が諭した。
「猫の世話は誰がやるの?」
「私がやるー」
「ずっとできるの?」
「やるよ、1か月は」
それを聞いてずっこけた。
ずっとは世話できない自分が想像できるのだなーと変に関心した。
しっかりしている母親の子というのは、親への依存心が高く、
やってもらうのが当たり前になっているから
こういう意識になるのだろう。
「1か月も世話できる私ってエライ!」とさえ、
思っているかもしれない。やれやれ、だ。
子どもの世話だけで大変なのに動物など到底無理。
子どもが全部自分のことを自分でできるようになるまで動物は飼えない
だろうと思う反面、動物の世話をすることで責任感を磨いてほしい
という気もする。
それにはやはり本人が世話をするという覚悟が必要だ。
それが見えたときに、はじめて動物を飼うことを考えたい。