2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

12月31日、人はそれを大晦日という。 今年の大晦日は雪が降った。 朝に雪になり、午後3〜4時ぐらいまでかなりの量が降った。 クリスマスに雪が降ると、ホワイトクリスマスなどというが、 大晦日に雪が降ると何というのだろうか。 私はこの日、車で外を…

飲酒検問

白状するが、正直、私は生涯で8年間ほど車を運転しているが、 これまで一度も飲酒検問というものを体験したことがなかった。 うそではない、本当だ。信じてほしい。 ところが、このほどついに初体験してしまったのである。 それも2日間で2度である。 一度…

帰る人たち

師走も29日になると、駅にはたくさんの荷物を抱えた人が現れる。 ゴロゴロと引くやつとか、大きなリュックサックを背負って いる人もいる。 若い人もいれば、そうでもない人もいる。 女の人もいれば、男の人もいる。 そういう人を見かけると、想像してみた…

セルフのガソリンスタンドが好き

もう「セルフ」の文字を見ただけで、「入んなきゃ」 と思ってしまうんですね。 私、セルフのガソリンスタンドが大好きなんですよ。 どうしてああいうたのしいことを、アルバイトなんかに やらせていたんだ、なんで早くあの楽しみを我々に 分け与えてくれなか…

いつかまた帰りたし

今年の年末は実家に帰れないなあと思いつつ、 故郷のことを思い返してみる。 周りは山に囲まれ、空が高くて、静かなまち。 19歳のころは、「ここではないどこかへ」行きたくて しょうがなかった。 でも10年経った今は「いつかまた帰りたし」と 思ってい…

カリートの道 

アル・パチーノの映画の中では一番好き。 かたぎになろうとするマフィアの大物が ある女と知り合い、どうにか国外へ逃亡しようと するが……。 一度、マフィアになっちゃうと、そこから 抜け出すのは本当に大変なのですね。 「殺られる前に殺る」 そして、いつ…

ラブストーリー 

『初恋のきた道』の監督、チャン・イーモウは 『タイタニック』を意識してつくったのだそうだけど、 この韓国映画『ラブストーリー』は『初恋のきた道』を 意識してつくったのではないかと思わせるほど、 髣髴とさせる内容になっている。 二世代の恋愛をうま…

半落ち 

他人に「思いやり」を持つことが、 時にその人の人生をも左右することがある。 ぼくらは映画を観ていて、主人公たちの「思いやり」 の深さがわかることで涙する。 「半落ち」という映画は、露骨な骨髄移植ドナー登録キャンペーン のように観る人もいるけれど…

キル・ビル2 

はっきりいって、前作の「やりたい放題感」がなくなっていて けっこうすっきりまとまっている印象を受けた。 狭い家や最後のボスとの戦いの様子など、迫力があって タランティーノ氏も成長したなと思う(何様?) 音楽もよかったですね。 殺伐とした感じ。で…

ラブ・アクチュアリー 

オムニバス形式かと思いきや、最後にさまざまな 恋愛ストーリーがひとつにまとまっていくさまが秀逸。 素直なストーリーで単純にたのしめた。 登場人物もけっこう豪華。ヒューグラントが 英国首相を演じるなんぞはなかなかとんちがきいている。 若手映像作家…

コラテラル 

トム・クルーズの初の悪役作品というのだけが、 この映画の宣伝文句となっている。 感情を殺した役が似合ってて、ラスト・サムライよりは 断然かっこよかった。いや、かっこよすぎた。 『ヒート』を撮ったマイケル・マン監督の作品なのだが、 やはり銃撃戦が…

ライフ・オブ・デビット・ゲイル 

この映画、ぼくの大好きな俳優、ニコラス・ケイジが 製作にたずさわっているというので観た。 ケビン・スペイシーと『タイタニック』のヒロイン、 ケイト・ウィンスレットが出演している。 まず気になったのが、ケイト・ウィンスレットの英語。 早口でとんが…

フォーンブース 

大掛かりなセットを組まなくても、大物俳優を起用 しなくても、ストーリーだけで立派な映画が できるということの、お手本のような作品だ。 心理的恐怖を応用した、緻密なセリフの構成はみごと。 主演のコリン・ファレルはこのあと、なんだったか 大作に出演…

ギルバート・グレイプ 

ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが 共演した家族愛を描いた映画だ。 このふたり、ホントにうまいね。 脚本もいいけど、このふたりの演技で さらに質の高いものになっている気がする。 ジョニー・デップが家族の長男を演じるのだけど、 このにい…

マルコビッチの穴 

荒唐無稽な話なんだけれど、この映画がテーマに している、「他人の脳に入り込めたら」という 発想は、想像をかきたてる。 相手の心の中から、自分をみたら、どんなに 相手のことがよくわかるか……、 と思っている人は多いのではないだろうか。 最後のほうに…

いとこのビニー

映画はエンターテイメントであるから、おもしろければ それでいい。この映画は笑いという意味では、 古典的ギャグはあまり笑えないのだが、主人公の 「間違ったまじめさ」が笑える。 んで、そうかと思えば、最後のほうはちゃんと 謎解きなんかしちゃったりし…

インファナル・アフェア 

やくざと刑事。 ときにどっちがどっちかわからないというぐらい 迫力のある警察の人っていますよね。 それぐらいの迫力がないと、やくざ方面の人には ナメられますもんね。 で、そういうどっちがどっちなんだ、みたいな 話をたくみに利用したのがこの映画。 …

運動靴と赤い金魚

なんと地味な映画なのだろうと最初は思った。 兄と娘がひとつの靴をめぐって 奮闘するのがとても健気で泣けてくる。 イラン映画なのだけど、イランは規制が厳しくて 撮れる映画は限定されるだそうだ。 だから、子どものほのぼの映画が多いらしい。 ぼくはこ…

ブルース・ブラザーズ 

黒ずくめのスーツにサングラス、でこぼこコンビの 痛快ドタバタコメディだ。 昔、断片的に見たシーンを、今回通して見たおかげで、 やっと過去の記憶がつながり、ストーリーを 把握することができた。 このばかばかしい感じが大好き。 おもしろくしているの…

大脱走

第二次大戦中捕虜になった英兵、米兵が脱走するのだが、 他の戦争映画、とくに『シンドラーのリスト』とか 『ライフ・イズ・ビューティフル』といった収容所もの を観たあとにこれを観ると、あまりの落差に 拍子抜けしてしまう。 とにかく、捕虜たちが楽観的…

マッハ!!!!!!!!

「!」が8個というのがホントの表記なのだそうだ。 タイ映画を今回初めて観た。 ワイヤーを使わない、スタントマンを使わない、 早回しを使わないなど、8つのリアルを 追求したのがこの作品だ。 スタントマンも使わないのもそのはず、 本作の主人公を務め…

フランスのモノクロ映画だが、これはおもしろかった! ひさびさによかった! 何がよかったって、ラストもいいのだけれど、 刑務所を脱走する過程がハラハラドキドキで、 同じ〝脱走モノ〟の『大脱走』もおもしろかったのだが、 こっちのほうが好き。 脱走方…

ラストサムライ

この映画、前評判がとても高かった。 しかし、正直、あまりおもしろくはなかった。 具体的ではなくて、観念的というか、イメージ先行 という気がして、トム演じる主人公の葛藤とか心情が あまり伝わってこず、人間臭さが感じられず、 いまいちの印象を残した…

奇跡の人

ヘレンケラーとサリバン先生の、〝格闘〟とも いうべきやりとりが壮絶な映画。 甘えを許さないサリバン先生のやり方は 「そこまでやるのか」と思わせるほどだが、 たぶん、中途半端にやさしくするよりも いいのだと思う。 ふだん自分たちが当たり前に使って…

ヒート

アル・パチーノとロバート・デニーロの世紀の共演。 ふたりは『ゴッドファーザーⅡ』でも共演したが、 カラミはなかったはず。 今回はカラミがばっちりあった。 エンドロールでどっちが先に名前を出すかで ひともんちゃくあったという話もあるほど、 ふたりの…

ゴッドファーザー

押しも押されもせぬ、映画史に残る不朽の名作 のはずなのだが、どうしたことか、 いまのぼくにはほとんど響いてこなかった。 心のドアをノックする人が出てこなかった。 あの暴走族関係の方々が車のクラクションに 設定している、あの音楽が印象的だった。 …

あなたに降る夢

ぼくはこういう映画は大好きなんですよ。 人間の良心に寄せる信頼とでもいうかな。 誠実な人柄ってほんとにいいですね。 欲って誰にでもあるけど、 そういうのをあることを前提として、 割り切って生きていくというような 潔さがこの映画の主人公にはある。 …

戦場のピアニスト

こういう戦争ものって、昔は絶対見なかった。 何かこう、見てて辛くなってくるんですよね。 現実を見たくない、逃げもあったと思う。 でも、最近はこういうのは進んで観ます。 ハリキッテ観ます。 ラストで涙腺が緩んだ。 人間も捨てたものじゃないと思わせ…

シベリア超特急

電車の中で起こった殺人事件の謎を解くサスペンス映画。 この映画、通称『シベ超』といい、映画ファンの間では 一部で熱狂的な信者がいるほどの人気(?)を博している。 その興味の対象はもっぱら、監督である水野晴男氏に 向けられており、内容の評価は芳…

キル・ビル 

命を狙われた女が、復讐をするという映画。 前半に漂う、殺伐とした雰囲気は嫌いではない。 以前に同じタランティーノ氏の監督による 「パルプ・フィクション」で失望させられて いるので、身構えて見ていたのだが、 意外と笑えて、おもろいのである。 ただ…