「グーニーズ」といえば、映画を観ていない中高年にとっては
ゲームのタイトルでしかなかった。
あの印象的な音楽を懐かしく思い出す人もあろう。
私は映画はウォータースライダーよろしく滝を滑り落ちる
シーンしか見ていないし、全編を見る気になれなかった。
80年代の映画は、好きなものはすごくいいのだが、
名作でも入り込めない類のものもあるからだ。
グーニーズはどっちかというと後者。
なんというか80年代のおおざっぱな、お気楽な感じが
性に合わないのですよ。
あと、無駄なシーン、無駄なセリフが多すぎる点も気になった。
いまの映画みたいに90分程度にできたはず。
ともあれ、設定的にはグーニーズたちと同じような年齢であれば、
十分に胸ときめかせる、ワクワクするものになっていて、
それなりに楽しめた。
主人公たちは自分の子どもたちと同じくらいの年齢だが、
親目線で見ることもなかった。
「んなわけあるかい」とツッコミながら見るのも
たのしい映画かもしれない。