映画鑑賞録

映画「グーニーズ」 

「グーニーズ」といえば、映画を観ていない中高年にとっては ゲームのタイトルでしかなかった。 あの印象的な音楽を懐かしく思い出す人もあろう。 私は映画はウォータースライダーよろしく滝を滑り落ちる シーンしか見ていないし、全編を見る気になれなかっ…

映画「君の名は。」

ずっと食指が動かず、テレビ放映されていたものを録画したきり になったいたものをやっとみた。「君の名は。」である。 高校生男女の心とからだが入れ替わる話らしいこと だけ知っていて、あとは何も予備知識はなし。 途中から、そういう映画なん?といい意…

映画「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」

シリーズ第6作にして完結編。 シリーズを通して言いたいのは、これまでの欧米社会における 科学信奉の見直しだったんだと思う。 欧米社会は自然との対峙における自らの姿勢として、 管理、養護、抑制、支配を旨としてきた。 そのために科学技術を発達させて…

映画「ジュラシック・ワールド 炎の王国」

シリーズ第5作である。 こうなってくると、どうシリーズを終わらせるかという 調整の段階に入ってくるんでしょうかね。 第6作で終わらせるための前フリというかね。 恐竜の出番は少なめで、主人公2人のラブロマンスに終始する。 おもしろくないわけではな…

映画「ジュラシック・ワールド」

第4作である。 6日間でシリーズ6作全部見ると決めて4日目。 前作から14年経った。 ハリウッドもネタに困っていると見えて、 旧作の続編づくりにやっきになっている。 おそらく駄作……と思って期待値が低いと それなりに楽しめる作品になっているのはさすが…

映画「ジュラシック・パークIII」

シリーズ第3作。 1作目の主人公が帰ってきて、恐竜パニックものに原点回帰した作品。 生命倫理とか、人間が生態系を管理できるわけないとかいった 話も下敷きになってはいるものの、基本は襲い来る恐竜から 逃げ惑う映画なのである。 何も考えずに、わかり…

映画「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」 

シリーズ第2作である。 ウィキペディア情報によると、本作は小説版と同時進行で 進められたらしく、原作者は 「自分は自由に書くから、映画も好きにつくっていい」 といっていたのだそうだ。ほんとかな。 1作目で準主役的な立ち位置だった人が、 主役になっ…

映画「ジュラシックパーク」 

だいぶ前になるけど、たしかどこへも外出できないときに 暇すぎて観たのだと思う。 ずっと食指が動かないでいたけれど、それなりにおもしろかった。 第1作目で、実験的なところとか、説明的なところとか あったけれども、それなりにまとまった作品だった。 …

映画「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」 

206分。 昨今では類を見ないほどの長編映画だ。 ディカプリオとデニーロの共演、監督がスコセッシとあれば 観ないわけにいくまいということで公開日に鑑賞した。 演技のことはよくわからないが、ディカプリオが選んでいる出演作は どれもおもしろいので必…

映画『妻が結婚した』 

久しぶりの韓国映画。 以前、韓流映画を立て続けに見ていた時期があったが、 最近はとんとご無沙汰になっていた。 朝方早く目が覚めてなんの気なしに見ていたら、 思いのほかおもしろかった。 妻は夫と結婚するが、他の男とも恋愛することを望み、 結婚もし…

映画「ブライトンの奇跡」 

ラグビーW杯が近づいてきているので、 「ブライトンの奇跡」という映画を観た。 これは2015年のラグビーW杯で、当時、世界ランク2位の 南アフリカを、弱小国とみられていた日本が撃破した スポーツ史上最大の番狂わせと言われたゲームを 題材にしたものだ。…

映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』 

幼少期に再放送を見ていた世代としては、 またガンダムが躍動するのを見られるのは心高鳴るものであり、 『ククルスドアンの島』には期待していた。 映画館で見たかったが叶わず、アマプラで見ることにした。 結果、「ビデオでよかった」と思った。 まず、子…

映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』 

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」は劇中に流れる歌詞の翻訳に よると「まだ死ぬときじゃない」となるらしい。 「死ぬ間」もないとか、おちおち死んではいられない といったぐらいの意味かな。 だから、最後まで死なないと思っていたら、いやいや、死ぬんかいと…

映画「エリジウム」

マット・デイモン主演の結構昔の作品。 富裕層が住むスペースコロニー「エリジウム」に行くため、 主人公のマックスが人造人間みたいになって エリジウムの手下の連中と地球で戦う。 こういう世紀末的な世界観、雰囲気は嫌いじゃない。 いかにもありそうな近…

映画『シン・ゴジラ』 

ようやく観ました「シン・ゴジラ」。 これはパニックムービーではなく、政治家と官僚の群像劇。 長谷川博己という俳優が、現体制へのアンチテーゼの言動をとる 存在として描かれる。 これは「政治家や官僚なんてろくでもないやつの集まり」と 思っている人が…

映画『ドクター・スリープ』 

『シャイニング』の続編ということで観た。 レビューを見ていると、どうやらこの作品は原作者のキングが 『シャイニング』を超える、あるいは決着をつけるものとして 書いたものらしい。 キングはキューブリック版の映画を気に入らず、自分でドラマを つくっ…

映画『シャイニング』 

スティーヴン・キング原作、キューブリック監督の名作 『シャイニング』を見てみた。 いや、まだ見てない名作ってあるんですねー。 ホラーはあんまり好きじゃないが、キングの作品は ちゃんと人間が描かれているから好きなのだ。 原作とはだいぶ違っているみ…

映画「マトリックス レボリューションズ」 

「マトリックス レボリューションズ」はマトリックス3部作の 第三弾目の作品です。 いよいよ人類とマシンとの間での戦争に決着がつくかのような 結末を迎えるわけですが、まあ、退屈でした。 どうしても戦いをしないと気が済まないんですね、 ハリウッド映画…

「マトリックス リローデッド」

「マトリックス リローデッド」は「マトリックス」の2作目。 これまたアクションシーンの連続と、よくわからない 能書きが羅列される展開でストーリーは進む。 これまでの二項対立から、第三勢力らしきものも出てきて よけい混乱する。 結局、マトリックス…

『マトリックス』 

有名映画は見ないことにしているわけではないのだが、 なぜか今まで見たことがなかったのが「マトリックス」。 断片的に見たシーンがやっとつながった。 そういうことだったのねと。 人間はAIによって栽培されていて、この世界はコンピュータの 中の仮想現…

映画『赤い河』 

相当古い、モノクロ映画であるが、この「赤い河」という単語に 最初に出合ったのは、日本のロックユニットB’zの曲であった。 ともあれ、なかなか名作らしいのでアマゾンプライムで見てみた。 アメリカ西部開拓時代、男が牧場経営に乗り出そうとする。 そこへ…

映画『宇宙人ポール』

仕事関係でドキュメンタリーを見る必要があり、 1か月限定でネットフリックスを契約してみた。 そこで目に留まったのが、この映画だ。 タイトルは『宇宙人ポール』だ。 アメリカのエリア51などを旅行しようと、イギリスから、 SFオタクの中年に差し掛かっ…

映画『バンカー77』 

「バンカー77」は、サーフィンの実力を有しながら、相続で 巨万の富を得た結果、人生を狂わせていくひとりの青年の物語だ。 こういう人物がいたことも知らなければ、サーフィンにも まったく興味がないが、気まぐれに見てみた。 継父が『風と共に去りぬ』…

映画「インターステラー」 

クリストファー・ノーラン監督の最新作、TENETを鑑賞したので、 過去作品として「インターステラー」を観てみた。 宇宙、タイムスリップものとしてはなかなかおもしろかった。 難解なところもあるのだけど、基本は愛を描いているんですね。 この監督で時間を…

映画『里見八犬伝』

Amazonプライムで無料だったので見てみた。 この映画、公開は1983年らしい。 私は子どものころ、近所の友達と見に行った記憶がある。 当時8歳だから小学2年生か。 当時でもけっこうおもしろかった記憶がある。 昔の角川映画ですよね。 なんというかバ…

映画『羅生門』

黒澤映画である。 氏の映画の中では、印象に残らない作品だった。 「人間は身勝手な存在であり、自分のことしか考えていない」 そういう社会批判が背景にある。 おそらくこの映画がつくられた時代がかなり影響している。 物語の舞台は平安時代。 困難な時代…

映画『メルー』 

『メルー』という映画、なかなかおもしろかった。 メルー峰はヒマラヤ山脈にあるインドの山。 標高はそれほど高くないが、剣の先のようにするどく 尖った峰を持つゆえに、難易度は最高レベルらしい。 仕事の関係もあって登山系の映像をいくつか見ているが、 …

映画「あん」

ドリアン助川原作、河瀨直美監督。 わけありでどら焼き店を営む中年男性のところへ、 バイトさせてくれといってくる老婆。 その老婆はどらやきの「あん」をつくる達人だった。 この映画は、この二人とある女子中学生を含む、 3人を中心に展開する。 核心部分…

映画『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』

ここのところ外にも出られず、おもしろくないんで、 せめて笑えるものをいうことでのチョイス。 Mr.ビーンについては、「何がおもしろいの?」 という人は多いし、日本人はしゃべりのおもしろさには 慣れていても、動きのおもしろさには慣れていないから、 …

映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』

ドジを繰り返しながらも、最後は偶然に辻褄が合って、 大成功を収めるという、ミスタービーンのお約束映画の第二弾。 アストンマーチンというイギリス製のスポーツカーが出てくる。 これがかっこいいんだよね。 でも、ガス欠になったりする。 燃費が悪いって…