映画「MIB2」

好評で2作目をつくったけど、たいしたアイデアもなく、

しりすぼみに終わるという続編の見本みたいな作品。

前作で好評だった、犬のフランクというエイリアンの出番を

増やしたのはよかった。

前作のネタをこするのもお決まりの手法。

ロマンスを盛り込んでみるも、有効打にはなっていない。

いや、ほんと2作目って難しいですよね。

2作目が1作目を凌駕できているといえるのは、

バックトゥザフューチャーとロッキー、ターミネーター、

ダイ・ハードぐらいしかないもんね。

エイリアン自体のおもしろさに傾倒してしまって、

構造としての宇宙人と宇宙の関係をうまく利用できてない感じ。

まあ、さらに続編があるようなので、

それを期待してみることにしよう。

映画「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」

007シリーズは好きなほう。

ダニエル・クレイグとピアース・ブロスナンが好み。

これは後者の作品。

とにかくこれはド派手な破壊アクションと、

ソフィ・マルソーの美貌を堪能する映画かと。

主人公に弾が当たらなさすぎだし、

ボンドを何回も捕まえてるのに、

結局、最後取り逃がすという、お約束を楽しめるかどうかで

この作品の価値は左右されるだろう。

あと、痛覚を失ったせいで無敵になったはずの敵の大将が、

そんなそぶりを見せずにやられてしまうのも残念。

タイトルは、「世界を手に入れてもまだ足りない」という意味。

強欲は身を亡ぼすということか。

勧善懲悪でハラハラはいいのだけど、もうひとつですねえ。

映画「メン・イン・ブラック」 

こういう映画だとは知らなかった。

監督はスティーブン・スピルバーグ。

宇宙人、好きだなあ、スピルバーグ。

アメリカのコメディはキライではないが、

あまりおもしろいと思えるものがなかった。

だが、本作はおもしろかった。

トミーリー・ジョーンズとウィル・スミスが

バディとなってエイリアンから地球を守る。

B級映画のストーリーを、名優が演じて、

金をかけたらこうなるというお手本みたいな作品。

でも、下手をするとダサくなるとこが、

やっぱりセンス良くまとまっているところはさすが。

気分転換にはよい作品でした。

いつかは終わる 

かつて勤めた編プロで同僚だった

4歳年上の編集者・ライターさんがいます。

この人がよく言ってくれる。

 

 

「○○(私)さんが言ったのを今でも覚えている。

『××さん(彼)、終わらない仕事はないんですよ』

って言ったのを」

 

 

そんなこと言ったっけかなあ。

思い出すのは、昔あったテレビコマーシャル。

「終わらない仕事はない。また次の仕事が始まるだけ」

というのがあったが、これは20年前のフレーズ。

思い出したのは、これに似た言葉を

私に言ってくれた人がいたのだ。

それはやはり4歳上の校正者。

「○○(私)くん、いつか必ず終わるよ」

この校正者さんからたくさんの疑問点を出て、

私が修正に追われて、頭を抱えていたときだ。

彼の言ったことは本当だった。

どんなに赤字が入った原稿でも、

一つひとつ確実に直していったら、

本当に、いつか終わった。

彼との100本ノック、いや、1000本ノックは

そのあと何回も続いた。

そのおかげで、すべての文章、すべての言葉について

なぜそれを選択したのか、理由を述べられるようになった。

毎日の1000本ノックがなければ、今の私はない。

「仕事はいつか終わる」

これは経験してみないと、腑には落ちない。

貢献 

13日に送別会がありました。

私ではなく、私が15年間、勤めた編プロの社長です。

五十数年ぶりに地元にUターンするのだという。

70代での居住地の変更は結構しんどいはず。

本人はともかく、伴侶は高齢で慣れない場所で

過ごすのは大変だ。

最後に事務所に行き、送別会会場の居酒屋に行くまで

歩きながら、感謝の言葉を伝えた。

おかげさまで、子どもが大学まで通える目途が立ちました。

ひとりぐらいは一人暮らしに出せるかもしれない。

それもこれも、23歳のときに雇ってくれたからこそ。

その一瞬の決断で人の人生は大きく変わる。

社長というのは大変な責任を背負っている。

この編プロでは、たくさんの編集者、ライターが育っている。

いまでも出版業界で活躍する人は、10人は下らないはずだ。

大変な貢献である。

そういう誇りを失うことなく、

故郷でももう一花咲かせるつもりで、

いつまでも元気で仕事をやってほしいと思う。

「人手不足」は本当か 

人手不足倒産が増えているということで、

生産年齢人口がどんどん縮小していっていることがわかる。

だが、中小企業が人手不足で倒産というのは、

注意してみる必要がある。

人手不足といっている企業のいくらかは、

「低賃金で働いてくれる人が不足している」の意味で

言っているのだと思う。

「募集をかけても来ない」といっているのは、

労働条件、給与が悪いか、それらはいいのだけど、

それをうまく伝えられていないかのどちらか。

労働条件がよくて、給料もよければ、人は絶対くる。

労働条件が悪ければ、そのぶん、給料を高くしないといけない。

自明のことだ。

労働者は、効率的に、楽に稼ぎたいのが普通。

そうでないなら、別のところでアピールする必要がある。

福利厚生とか、家族的な雰囲気とか、やりがいとか。

こういうのは入ってみないとわからないから、

だから、条件を最初に見るわけだ。

結局、「募集をかけても来ない」というのは、

「うちはたいした条件を出せてない」といっているに等しい。

だから人手不足なのではなく、企業側の稼ぐ力不足なのだと思う。

人が来ない、定着しない企業は淘汰されるしかない。

誰かから教わったこと 

今日は81年前に広島に原爆を落とされた日です。

世界の人は、ヒロシマとナガサキに原爆が落とされたことを知ったとき、

驚き、そして、こう思うだろう。

 

 

日本人はなぜアメリカ人と仲良くできるの?

 

 

理由は簡単だ。

日本人がアメリカやアメリカ人を憎むことを子どもに教えなかったからだ。

まあ、アメリカがそういう教育をするよう仕向けてきたという人も

いるかもしれないが、戦争の憎しみというのは、

口を伝って教育されるものでもあるから、

学校では教えられなくても家庭で憎しみを継承することはできた。

けれど、広島や長崎の人だけでなく、日本人の多くがそれをしなかった。

そして、伝えてきたのは、戦争の悲惨さだ。

いかに戦争が人を不幸にするかを教えた。

だから日本人はアメリカ人を憎まず、戦争を憎んだ。

これこそが、憲法9条よりも平和に寄与したのだと思う。

戦争を仕掛ける国は、これと真逆のことをやっているのではないか。

戦争の悲惨さを教えず、敵を憎むことを教えた。

生まれたときから、ロシアやウクライナ、アメリカやイラン、

イスラエルやパレスチナを憎める人などいない。

誰かから教えられるのだ。

憎むのは他人じゃなく、戦争だけにしておくべきだ。