いつか役に立つ雑学

男脳・女脳ではなく、仕事脳・家庭脳

最近、男脳、女脳というのは、科学的にみて 信憑性が薄いのではないかと考えられている。 生まれつき、男女の脳には差があって、 デコボコが違っているのではないかというのが、 男脳女脳の考え方だ。 ところが、実際は男女の脳には、外見的な違いが ほとん…

見かけによらない

問題です。 一番性欲の強い動物は何でしょうか? サル? いいえ、違います。 カバ? いいえ、違います。 答えはウサギです。 ウサギは発情期というものがなく、 いつでも交尾が可能なのだそうです。 それにとても妊娠しやすいのだとか。 そのせいかいつでも…

牡蠣の誤解

「ためしてガッテン」のまったくの受け売りなのだが、 牡蠣の「加熱用」と「生食用」ってそんな違いがあったのか。 みなさんは知っていましたか、牡蠣の「加熱用」と「生食用」は 育てている場所が違うんですね。 「加熱用」は、プランクトンが多いところで…

魏志倭人伝に見える樹木 その2

(その1から続き) その謎を解くにはマツの生態を知る必要がある。 シイ、タブ、カシ類と違って、マツは痩せた土地でも生きていける。 海岸沿いにマツが育っているのは、砂浜に近いような養分の少ない 痩せた土地でも生きていけるからだ。 山でいえば、尾根…

魏志倭人伝に見える樹木 その1

いま雑誌はどこも苦戦中で、歴史雑誌も例外ではない。 その歴史雑誌は苦戦中の中でも古代史だけは人気があるという。 古代史は文字で残っている史料がないから、 想像で語るしかなく、素人でも手を出しやすい分野なのだという。 今に残る史料として有名なの…

著作権とは

著作権を過大解釈している人は多いのかもしれないなと思った。 学校行事で生徒に配る書類などにディズニーのキャラクターとか、 いまだったら妖怪ウォッチなどを使うというとき、 「著作権は大丈夫か?」という話になる。 商用でなければ、大丈夫というのが…

数え年と厄年

不惑が見えてきて、同級生からは厄年の話が ちらほら聞こえてくる。 男は数えで42歳が本厄で、前年の41歳が前厄である。 なので、現在39歳の私は数えで40歳なので、 来年の1月1日には41歳となり、前厄の年がはじまる。 この「数え歳」とは、生ま…

認知症の基本的知識

いま認知症の予防ブームだ。 認知症になると大変だというので、自分が将来、認知症になる 可能性がどれくらいあるのかというのを、誰もが知りたがって いるという現実がある。 そこで、備忘録として、認知症の分類についてまとめておく。 認知症というのは、…

車で水没したときに助かる方法

この時期、いろんなところで豪雨が降る。 車で水没したときに助かる方法を知っておいたほうがいい。 「そんなことないない」と言っている人は、別に読まなくていいです。 立体交差などで冠水して車ごと水没することがあるのです。 そのときは、まずシートベ…

共通する勝者のメンタリティ

結果を出す人には共通の思考がある。 先日も高藤直寿という柔道男子60キロ日本代表選手の 話題をテレビでやっていた。 高藤選手は、肩車という技を得意としていた。 しかし、ルール改正で下半身を攻撃できなくなり、 手で相手の下半身を掴んで投げる肩車は…

モチはいつ食べる?

年越しそばは夕方に食べるもの という話を書いたが、ではモチはいつ食べるのか? 本来、鏡開きをする1月11日以降に食べていたのだそうだ。 それが正月にも食べるようになったのだとか。 その鏡餅は、もともと神様へのお供えもので、 昔の鏡のように丸いた…

紅葉とモミジとカエデ

紅葉の季節になってきましたね。 平地では北のほうから、山地なら関東でも紅葉している 木も出てきていると思います。 紅葉は「こうよう」ともいいますし、「もみじ」ともいいますね。 「もみじ」も紅葉する木のことをいいますから、 「もみじ狩り」は紅葉、…

牛乳でお腹を下さない方法

久しぶりに健康雑学を。 私は牛乳を飲むとお腹を下すタイプの人間ですが、 これはもって生まれたものではないんですってね。 人間の体内で分泌されるラクターゼという酵素が 牛乳に含まれる乳糖というのを分解するんだそうです。 久しぶりに牛乳を飲む大人だ…

放射冷却と放射能

この冬は寒いですね。 例年より寒いのはなんでか。 放射冷却によるものというのがひとつの理由みたいです。 この放射冷却は、放射能とは全く別のもので、 放射性物質が拡散したからといって、放射冷却が起こるなんて ことはいっさいありません。 じゃあ、放…

干支と甲子園

来年の干支(えと)は、「巳」でへび年である。 干支とはそもそも「十干」と「十二支」の組み合わせである。 十干とは、 甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、 己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き) の漢字であら…

歴史ガイドツアーはいいものだ

福岡出張その② 福岡県太宰府市では、九州国立博物館と、 太宰府政庁跡、太宰府天満宮と見て回った。 こういうところに来たときは、あまり人にとやかくいわれず、 1人で自分の世界に入って、じっくり堪能したい人なので、 博物館では適当に見て回っておりま…

「冬至」の本当のところ

今年は12月21日が冬至である。 冬至は「昼の長さが最も短い日」であるわけだが、 それを「最も日の出が遅く、最も日の入りが早い日」と 私はこれまで勘違いしておりました。 今年でいえば、最も日の入りが早いのは(東京の場合)、 11月28日から12…

紅葉と黄葉

関東の平地でもイチョウの葉が黄色に、 カエデの葉が赤く色づいてきている。 紅葉と黄葉のメカニズムは、簡単にいうとこういうことだ。 紅葉 葉にはもともとクロロフィルという緑の色素があるが、 秋になるとこれが分解され、代わってアントシアンという 赤…

魚はもともと「うお」と読む

魚はもともと「うお」と読むものだった。 「さかな」とは、肴で、酒のつまみをいう。 酒のつまみは、大根の葉っぱとかしかなかったから、 「酒菜」だったんではないか(これは私の想像)。 魚を「さかな」と読むとき、さかな業界はいきりたった。 「魚」が「…

数学をなぜ学ぶか

今でもはっきり覚えている話がある。 高校のとき、野球部でもお世話になった数学の先生と 社会科の先生の話だ。 この2人は期せずして、なぜ数学は学ぶ必要があるか ということを、入学間もない私たちに話してくれた。 数学の先生は当時26歳ぐらいだったと…

知らなかった高額療養費制度

高額療養費制度というのを、どれくらいの人が 知っているのでしょうか? 私もうっすら名称を聞いたことがあるだけで、 その実態は全然知りませんでした。 高額療養費制度は、医療費が高額になった場合、政府管掌の皆保険に 加入している人は、負担額を減らせ…

ケサランパサランを知っていますか?

ケサランパサランという生物を知っていますか? 私は知らなかった。 生物というか、生物であるかどうかさえ不明な物体らしい。 興味のある方はネットで検索してみるといい。 白くて毛がフサフサした、うさぎのしっぽのようなものだ。 現代科学でも解明できな…

奥深い製鉄の文化

度々このブログに登場している友人Fとひょんなことから 踏鞴(たたら)製鉄の話になった。 彼が1.5億円の借金がある人から聞いた話によると、 「ドジョウすくい」の「ドジョウ」とは生物のドジョウではなく、 「土壌」なのだというのである。 土壌をすく…

節電の正しい知識

以前、「節水はエコにはならぬ」と書いた。 だけど、節水も節電になるのだそうだ。 水を使うときに、いろんなところでポンプでくみ上げるときに 電力を使っているかららしい。 トイレ容器メーカーが試算したところによると、 大小洗浄をきちんと使い分けると…

今年も熱中症に注意

梅雨はどこへやら。 東京は30度を超え、夏本番といった感じです。 これからの季節は、熱中症に気をつけねばなりません。 熱中症は体に熱がこもってしまうために起こるので、 汗をきちんとかいて体温調節できるようにしておくことが大切です。 気をつける点…

京都は水の都でもあった

京都で「琵琶湖の水が放射能で汚染されたら大変」という話を聞いた 出来事を、京都在住の人にも話してみました。 でも、京都は水には苦労しないとのこと。 なぜなら、京都は現在も地下水が豊富で、その水が汲める社寺仏閣がある ことはもちろん、路地や通り…

数字のまやかし

ニュースでよく見る数字は、その内実を知らないと 本質を理解することが難しく、ときに誤った解釈をしてしまう。 たとえば、「日本の食料自給率は40%(カロリーベース)」という数字。 この数字の分母は「国民1人1日当たり供給熱量」であり、 分子は「…

マーフィーの法則を知っていますか?

昔、マーフィーの法則というのがありましたね。 急いでいるときほど反対車線のバスばかりやってくる とか、 トーストのバターを塗った面が下に向いて落ちる確率は、 カーペットの値段に比例する とか、 機械が動かないことを誰かに証明して見せようとすると…

認知と痴呆老人②

次になぜ作話をするかも丹念に説明してくださった。 痴呆の症状が進むと、現実にありもしないことを言うようになる。 その作話は必ず「自尊心が保たれるようにできている」のだという。 たとえば、80代のAさんは老人施設に客人が来ると、 施設を空港だと…

認知と痴呆老人①

ある医師と仕事の打合せをしてきました。 終末医療のケアについて詳しい先生です。 痴呆老人(痴呆症は認知症と言い換えるのが一般的になってきたが、 ここではわかりやすくするため「痴呆老人」の呼称を用いる)について 1時間半もの間、熱く語っていただ…