2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

選ばせてもらえない子

自由に服を選ばせてももらえない子がいる。 春から小4になる次女が友達から、 こんなことを言われたらしい。 「洋服って自分で選んで買うの? 毎朝、着る服を選べるの? いいなあ」 これを聞いて何か胸が苦しくなった。 私みたいに洋服なんかなんでもいいか…

理不尽だね

学校に通っているときは、みんなと同じことをやって、 唯一絶対解を迅速に求められることができる人が 優秀であるとされて育つ。 ところが、社会人になったとたんに差別化だ、「他と同じことを やっていてはいかん」と言われ、自分で正解の仮説を立て なけれ…

「日本」から脱出しよう

中世の時代から「日本」という表記が使われるようになった。 それまで日本は「倭」だった。 倭は中国がこの国をそう呼んだのだった。 海外との関係が出てきたときから、 日本は「日本」になった。 そう、「日(太陽)の本(もと)」、つまり太陽が出てくるの…

紫綬褒章を報じないメディア

日本人は人の評価というのが大好きだ。 ミシュランガイドとかアカデミー賞とか、 ノーベル賞を異常なほどにありがたがる。 他国から評価されないと、自国のことを評価できない。 情けないなあと思う。 ノーベル賞は大々的に報じても、紫綬褒章なんか 誰も気…

他人の評価にのっかるな

日本人のブランド、肩書好きは、自信のなさの表れ というより、自分で評価、判断ができないからだろう。 ブランドや肩書というのは、他者が下した評価である。 自分で評価、判断ができないから、他者が下した評価に のっからなくてはならなくなる。 学歴や肩…

変換 

「わかりやすい本を書くのは恥」 と思っている大御所がたまにいる。 そういう人は例外なく大学教授である。 著名な文化人の中には、 「わかりやすく言ったら負け」みたいな感覚がある人が いるような気がする。 難しい言葉や言い回しで、素人を置き去りにす…

劇は必要ないか

小学校では、英語など必修の授業が増えているため、 課外授業や学芸会をなくす方向なんだそうだ。 どこかで工面しなければいけないのはわかるが、 まず課外授業や学芸会をなくすっていうのは、 なんとも考え方が貧相。 もちろん、俳優になる人なんかごく一握…

日本人のメンタリティの源

国民で見ると、有史以来、為政者は変わっても 国民はずっと支配される立場だった。 武士を国民と見るかどうかにもよるが、 その武士でさえも、天皇を打倒しようとはしない。 要は、日本国民というのは、ずっと支配される立場であり、 それは国民主権となった…

古事記の影響 

なぜ日本の武家政権では、朝廷を打倒することなく、 天皇の威光を利用しながら権力を集めていく ということができたのだろうか。 それは古事記・日本書紀の影響なんだと思う。 古事記・日本書紀では、神話による神々の時代から、 初代の神武天皇、歴代の天皇…

王様を打倒しない日本 

考えてみると、日本は不思議な国だ。 日本の歴史を振り返ると、天皇、為政者、国民の 位置づけが特異なのだ。 天皇と為政者が平安時代までは同じだったのだが、 鎌倉時代になると武家政権ができる。 (正確には平安末期から) ここで初めて武士の棟梁が為政…

家庭が教育機関に教育を丸投げの歴史 

「生活力がないところに赤ちゃんが生まれると、 もうお手上げなんだと思う」 ある幼稚園の園長さんのお話である。 親の世代の生活力がないようなのだ。 たぶん、シンプルにやってきていないんだと思う。 親は学力の面での勉強しかさせてない。 炊事、洗濯、…

高知城でボランティアガイド

久しぶりに出張に出かけた。 場所は、高知は四万十川である。 いや遠かった。 高知(龍馬)空港から高知駅まで30分、 高知駅からレンタカーを借りて、四万十川まで1時間半。 休憩していると2時間かかる。 結局、15日の夜から打ち合わせをして食事し、 翌日帰…

ラグビープロ化へ

昨秋ブームを巻き起こしたラグビー。 いま開催されているトップリーグは、 基本的に実業団リーグであり、選手は企業の社員であることが 大半なのであるが、知らない人も多いようだ。 現状は、プロとアマの混成リーグ。 これを、運営をプロ化しようというのが…

どこいった、プレミアムフライデー

プレミアムフライデーってどうなったんでしょう。 年が明けてもまったくそんな話は聞こえてこない。 お金を使って宣伝して、何の効果もない。 政策を評価するときには、費用対効果がどうだったかで 測るわけだけど、ちゃんとやっているのか。 効果が出なかっ…

叱るな、笑うな

高齢者が子どもの声を騒音ととらえるようになった。 もちろん、それは一部の高齢者なんだけど、 子どもを持つ身からしたら、ちょっとそれってどうなんだ と思わずにはいられない。 子どもは確かにうるさいし、騒がしい。 そんなに大声でなくてもいいのに、ボ…

たくさんの角度から見る

みんなヤフーの記事を見るでしょう。 あれって、だいたい出版社や新聞社が記事を出している。 あれだけ見ている人は、まずいと思ったほうがいい。 こういう人は中高年に多い。 逆に若者だとツイッターやインスタグラムだけ見ている人は これもまずいと思った…

惹かれる人

お坊さんや政治家の中でも私が惹かれるのは 無私の人である。 世の中には「なんでそんなことができるのか」と思うほど、 人のために尽くせる人がいる。 私心なく、財を投げ出すことも厭わない。 そういう人を取材したいと思う。 自分がそんな人に惹かれるの…

パラリンピックの見方 

そろそろパラリンピックのチケットが売り出されるらしいが、 私はパラ五輪にはあまり興味がない。 最初に見たのは、長野パラリンピック。 スキーの滑降競技だったが、そのとき周りにいた若い女性客の 言葉が忘れられない。 「すごいね、普通の選手と変わらな…

気後れ

いまはもうまったくないのだが、仕事をはじめて しばらく経ったころは、卑屈になった時期があった。 取材する相手は、名の知られた著名人であることが多いから、 自分のようなものを相手にしてもらって申し訳ない、 時間を取らせてしまって恐縮だ そういう思…

「おてつだい券」を使った結果 

子どもたちがよく「お手伝い券」をくれる。 私の誕生日のときや、父の日などのときだ。 もらった券は、しまっておかずに使うことにしている。 実際、「じゃあ、これで」といって、風呂掃除を やってくれとお願いしたら、 「え?」という顔をしていた。 「マ…

気にならない

正月もはや6日になった。 今日から仕事をはじめた人も多かろう。 そして、元旦に届いたはずの年賀状の返信が あるのもこのころだ。 私の場合、出した年賀状の返信がなくても ぜんぜん気にならない。 自分が出したくて、勝手に出したのだから、 相手が反応し…

スポーツ選手の男女格差

ちょっと前にこんな記事を目にした。 女子サッカー選手が、男子サッカー選手との給与格差解消を 求めて声を上げているという。 どういうことを求めているのか詳細は知らないが、 単純に同じスポーツを、同じプロとしてやっているからといって、 男子と女子は…

ゆるり

近年、信念の目標を立てなくなった。 40歳を過ぎてからだ。 かつては、30万部の本をつくる! なんていっていたが、そう思わなくなった。 目標を立てたところで、それに見合った行動を しているかということもなく、 日常で意識していることもほとんどな…

おめでとうの意味

あけまして、おめでとうございます。 今年もたわいないブログでありますが、 お付き合いいただければと思います。 元来、なぜ正月におめでとうというのでしょうか。 こんな話を聞いたことがあります。 かつては数え年で、生まれた年を1年として、 正月にみん…