人生について

健康な人は我慢も必要 

自分より相当若い人話を原稿にすることも増えてきた。 考え方の特徴として、「好きなことをして生きる」という感覚が 強いなあというのを感じる。 学校も会社も我慢して行く場所ではないと考えている。 時代だなと思うし、我慢して病気になる人も多いから い…

仕事をゲームにする 

もう今はほとんどやらなくなったが、 昔はよくテレビゲームをやっていた。 こんなことを考えたことはないだろうか。 なぜゲームは楽しくて、仕事は楽しくないのだろうかと。 やりたいと思ってはじめた仕事なのに、なぜか楽しくないのは 報酬と締切があるから…

ミスを折り込み済みで生きる 

「進化論」はチャールズ・ダーウィンの論説なのだが、 だいたい以下のようにして紹介される。 「生き残るのは、最も強い種でも優れた種でもなく、 環境の変化にうまく適応できた種である」 おそらく、ダーウィンはこんなことは言っておらず、 意訳によってこ…

「生きる意味」を考える人への進化論 

思春期や青年期、30代ぐらいまでは、境遇がいろいろと変化する ので、生きることに考えることもよくある。 特に結婚や出産をするような年齢になったり、 仕事で忙しすぎたりすると、なぜ生きるのかと自問する。 私はこの時期に進化論や「利己的な遺伝子」な…

大いなる遊戯 

人件費を減らすような技術が台頭する。 すると、人は仕事にあぶれて貧困になる。 これが産業革命以降ずっと繰り返されてきた。 仕事が大変だと減らしてくれというが、 なくなると、仕事をなくすなという。 人間って何がしたいのかなってたまに思う。 仕事し…

勘違いしないようにしよう。

新社会人のみなさんへ。 勘違いしないようにしよう あなたの話を聞いてくれるのは、あなたの会社の名前があるから。 勘違いしないようにしよう 相手があなたに頭を下げるのは、相手が利益になると思っているから。 勘違いしないようにしよう あなたの話が聴…

誰かが亡くなったときは

志村けんさんが亡くなった。 会ったことがなくても、遠い親戚のような感じで親しみを 感じていた人は多かったのではないか。 その場合、少しではあっても心的ストレスを受ける。 この手のストレスは、大きいものであればうつ病を 発症するもととなる。 なの…

できるだけ遠くへ

3月21日、私の中学時代の同級生の葬儀が行われた。 その同級生の名を阪本清香(SAKAMOTO KIYOKA)という。 彼女とは中学時代、最も仲がよく、大学時代、社会人時代にも ほんとうにごくたまにではあったが、 連絡を取り合った仲であり、コンサートにも行っ…

卒園

本日は長男の卒園式でした。 この幼稚園は、自宅から近かったのが一番の理由で 最初に長女を入れました。 それから9年。 とうとうこの日がやってきてしまいました。 この園で学んだことは、ここでは書ききれない。 家族全員が学ばせてもらいました。 本当に…

惹かれる人

お坊さんや政治家の中でも私が惹かれるのは 無私の人である。 世の中には「なんでそんなことができるのか」と思うほど、 人のために尽くせる人がいる。 私心なく、財を投げ出すことも厭わない。 そういう人を取材したいと思う。 自分がそんな人に惹かれるの…

複数の窓から見よう 

「学校に行くのが義務」 そう思っているのは、子どもも親も多いんじゃないか。 これってよく誤解されるんだけど、 義務教育の「義務」というのは、 「親が教育を受けさせる義務」 のことなんだよね。 だから、学校に通うのが子どもの義務ではないのだ。 僕は…

人生はオセロ 

人生はオセロのようなものだ。 あとからいくらでもクロのものをシロにできる。 過去は変えられないというが、 起こった事実は変えられなくても、 自分の中での、その起こった出来事の受け取り方は あとからいくらでも変えることができる。 「あのことが理由…

3勝2敗の人生論

プロ野球のペナントレースでは、 だいたい勝率6割もいけば優勝できる。 一方、最下位は勝率4割だ。 これで優勝と最下位という差になる。 3勝2敗か、2勝3敗の違いでしかない。 しかし、これが143試合積み重なっていくと、 優勝と最下位という歴然とし…

「子どもがいる」の本当のところ

子どもがいることはいいことだが、 それも言いにくい時代になったと思う。 不妊治療をしていたり、なかなか授からないという人が いることを知ると、自分に子どもがいることを おおっぴらに言いにくい。 相手がどれだけそのことを気にしているか、 最初のう…

結婚の本当のところ

もといた会社にインターン生が来ていて、 企画会議に参加していた。女子大学生である。 その子は、将来、結婚する気がないのだという。 理由は、母親の役割を果たさなければいけなくなり、 自分のやりたいことが制約を受けるからだという。 最近、周りのおじ…

死生観

葬儀や墓をどうしたいかと考えるときほど 死生観が反映されるものはない。 もっとも大きいのは、死んだら無に帰すのか、 死後の世界に行ったり、成仏するまで草葉の陰で見守るのか、 生まれ変わるまでの間を空から見守るのか、 天国に行って幸せに暮らすのか…

生きている間の人間関係が大事

「生きている間の人間関係を見直すのが終活」 終活に詳しい有識者がこう言っていた。 私もまったく同意する。 死後はああしてほしいこうしてほしいという人は多いが、 そういう人は死後も「草葉の陰から見守る」ことができると思っている。 私なんかは、死ん…

我がレジスタンス

私たちはいったい何がしたいのだろうかと、ときどき考える。 かつて産業革命が起こした動機としては、 単純作業をずっとやっていたくない、 つらい肉体労働から解放されたい、 というのがあったと思う。 たとえば、私たちはダンプカーをつくり、ショベルカー…

人生は3つのことでできている

人生には「やりたいこと」と「やらなければいけないこと」と 「やりたくないこと」の3種類のものがある。 子供なら遊びたいこともあるだろうが、 勉強もしなければならない。 やりたいことだけをやっていては生きられない。 でも、やらなければいけないこと…

ライターはすごくない

ライターをやっているというと、「へえ、すごい!」と 言われるのだが、なんもすごいことはありません。 すごいかどうかは、その世界で認められ、他人から必要とされて いるかどうかです。 だから、ライターだからすごいのではなくて、 認められ、必要とされ…

人生の転機

メジャーリーグで活躍しているダルビッシュ有投手の 意外な姿が垣間見えるインタビューを見た。 彼は、2年目のとき、打ち込まれた夜、ホテルで想像してみた。 40歳になって野球をクビになり、何も仕事がない状態の自分をだ。 そこへ神様が現れて、 「1回…

どこに向かっていくの

ときどき、人類はどこに向かっているのかわからなくなるときがある。 昔は栄養不足で病気になったが、いまは栄養過多で病気になるので、 雑穀米が出される店とかもあって、モデルなんかが食べているらしい。 雑穀とは、粟、麦、稗なんかのこと。 いっときま…

カーベティエム

カーベティエムというラテン語がある。 「今をつかめ」とかいう意味だそうだ。 転じて「今を大事に」とか、「今を生きる」とか、 「今日を楽しもう」という意味もあるらしい。 どれがいちばんいいかというと、 私は「今日を楽しもう」だなあ。 「楽しむ」こ…

小さなレジスタンス

私がつくっている本は、自分のような庶民が読む本だ。 格差や差別、世の中の不合理、人生の不条理に対する、 抵抗(レジスタンス)である。 とかくこの世は、不合理と不条理に満ちている。 人間はある面ではとても賢くなったが、 ある面ではとても愚かになっ…

幸せへの道

いま『家族という病い』という本が売れている。 家族の絆というものを前提に社会システムが構築されて いるが、昔のような家族はだんだんと減りつつある。 殺人の多くは家族間によるものというデータもある。 「家族だから」という甘えが怒りを爆発させるの…

あるがままを受け入れる

アメリカのエッセイストであり、作家であるロバートフルガムの 著作からの紹介の2本目。 「問題か不自由か」では、「このあと何年もたって、日本の禅僧に 悟りの瞬間について説明されたとき、このときヴォルマンがいわんと したことがはっきりわかった」と…

「問題か不自由か」

久しぶりに私の愛読書となっている、 ロバート・フルガムの本から思い出した一説を2日間に渡って 2本紹介しよう。 「問題か不自由か」(『オッオー! 冷蔵庫のドアの内と外からの眺め』 の一説である。 彼は大学を卒業したてのころ、牧場で手伝いのアルバ…

種の保存のため

子どもにおじいちゃん、おばあちゃんの話をすると、 ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんの話になる。 祖父母は計4人だが、曾祖父母は8人になる。 これ以上は掛け算を習う小学校2年生以上にならないと 理解できないので言わない。 曾祖父母の両親は16人…

いまほどたのしいときはなし

高校の同窓会名簿が届いた。 パラパラとめくりつつ、懐かしい名前を見つけては、 当時の顔を思い出してみたりした。 でも、もうその顔は年を重ねて、自分同様、シワと歴史が刻まれて いるに違いないのだけど。 考えてみればおもしろいものだ。 高校生活は毎…

フリーランス

いま勤めている編集プロダクションを卒業し、 年始からフリーランスになろうとしている。 いままでもほとんど私あての仕事だったし、 事務所に行くのは週に2,3回だったので、 感覚的にはほとんど変わりなくフリーになれるだろう。 でも変わりないのは仕事…