もう今はほとんどやらなくなったが、
昔はよくテレビゲームをやっていた。
こんなことを考えたことはないだろうか。
なぜゲームは楽しくて、仕事は楽しくないのだろうかと。
やりたいと思ってはじめた仕事なのに、なぜか楽しくないのは
報酬と締切があるから。
ゲームをやるのに報酬と締切があったら、
とたんに楽しくなくなるだろう。
これはなんだってそう。
日本一周したいねっていったって、誰かから命じられて
「いついつまでにここへ行ってね、でないと報酬はないよ」
ということになるとぜんぜんおもしろくない。
誰にも指示されず、やりたいときにやって、やめたいときにやめる
ことができ、それとは別にご飯が食べられるから楽しい。
これを趣味という。
ここから逃れるには、自分で仕事をつくり(主体性)、
報酬と締切を自分で決め(自立性)ればいい。
私の場合、自分で企画して本や記事をつくることができるし、
報酬は「これ以下では受けない」という基準を持ち、
締切は相手が示すよりも早い時期に自分で設定する。
こうなると、やっていることはゲームと同じになる。
報酬を気にすることなく、一日の仕事はやりたいときにやり、
やめたいときにやめられる。
これからもそうして仕事をしていきたい。