生きている間の人間関係が大事

「生きている間の人間関係を見直すのが終活」
終活に詳しい有識者がこう言っていた。
私もまったく同意する。
死後はああしてほしいこうしてほしいという人は多いが、
そういう人は死後も「草葉の陰から見守る」ことができると思っている。
私なんかは、死んだら無に帰すと思っているから、
草葉の陰から見守らないでおこうと思っている。
だいたいずっと見守っているのなんか退屈ですよ。
だから、葬儀や墓はどうでもいい。
どこの墓に入ろうと、ごみで焼却されようと、一向にかまわない。
墓や葬式についてあれこれ考えたりするより、
死んだらどうしてほしいかを周囲に伝えておいて、
「あとはそのときの状況によって、好きなようにして」
というのがいちばんいい。
「粗末にされたからといって化けて出ないから(笑)」
と言っておけばいい。
それが言えるような人間関係を作っておくという意味で
冒頭の言葉に共感する。
孤独死より、生前の孤立のほうが問題」
というのは本当にそのとおり。
「つながりがある」と思える人間関係は、
「死んだら悲しいと思えるか」を、私は基準にしている。
決してSNSの友達の数でははかれない。
人間関係のめんどくささを超えて、死んだら悲しいと思える人を
周りにどれだけつくっておくかだね。