3勝2敗の人生論

プロ野球ペナントレースでは、

だいたい勝率6割もいけば優勝できる。

一方、最下位は勝率4割だ。

これで優勝と最下位という差になる。

3勝2敗か、2勝3敗の違いでしかない。

しかし、これが143試合積み重なっていくと、

優勝と最下位という歴然とした差がつく。

これは人生にも同じことがいえる。

3勝2敗を続けた人と、2勝3敗を続けた人は、

長年生きていれば、歴然とした差がつくだろう。

プロの試合だから、1点差ゲームも多い。

試合を細かく分解していけば、あそこでヒットが

出たか出なかったかが大きい、なんてことがある。

もっと分解していくと、もうちょっとのところで、

ボールに届かなかったとか、一瞬遅かったり、

早かったりして、アウトになったりセーフになったりする。

つまり、小さなことの積み重ねで、大きな差がができる

ということなのだ。

だから、平日が5日あるとすれば、3日は早く起きる

といったように、毎日、弱い自分に少しずつ勝っていく

ことが大事なのだとわかる。

誰しもそんなに強くない。

弱いところから、少しずつ強くなったに違いないのだ。