大いなる遊戯 

人件費を減らすような技術が台頭する。

すると、人は仕事にあぶれて貧困になる。

これが産業革命以降ずっと繰り返されてきた。

仕事が大変だと減らしてくれというが、

なくなると、仕事をなくすなという。

人間って何がしたいのかなってたまに思う。

仕事したいのかしたくないのか。

何か仕事をして、誰かに感謝されるのがいきがいで

仕事をしているように思っているかもしれないが、

そんなものは幻想なのかもしれない。

このままいけば、人は働かなくてよくなる。

そうなったとき何のために生きるのか。

生物としての原点に戻るならば、仲間を増やす、

要は種族の繁栄に他ならない。

それができるならあとの一切は、ロボットにやらせときゃいい。

最後は狩猟生活に戻るのかもね。

今はそれまでの間の大いなる遊戯なのだ。