「冬至」の本当のところ

今年は12月21日が冬至である。
冬至は「昼の長さが最も短い日」であるわけだが、
それを「最も日の出が遅く、最も日の入りが早い日」と
私はこれまで勘違いしておりました。
今年でいえば、最も日の入りが早いのは(東京の場合)、
11月28日から12月12日の間の16時28分だ。
最も日の出が遅かったのは、
1月2日から13日までの6時51分だ。
全然かぶっていない。
ということは、日の入りが「どんどん遅くなっていく段階」と
日の出が「どんどん遅くなっていく段階」のちょうど中間が
12月21日ということなのだ。言いかえれば、
日の入りが最も早い段階では、まだ日の出が早く、
日の出が最も遅い段階では、日の入りが遅くなっている。
ややこしいが、言いたいことがわかるだろうか?
考えてみれば、最も日の出が遅く、最も日の入りが早い日が
同じ日なわけはないか。
わかっている気になっていることがいかに多いことか……。