紅葉とモミジとカエデ

紅葉の季節になってきましたね。
平地では北のほうから、山地なら関東でも紅葉している
木も出てきていると思います。
紅葉は「こうよう」ともいいますし、「もみじ」ともいいますね。
「もみじ」も紅葉する木のことをいいますから、
「もみじ狩り」は紅葉、黄葉する木の葉をもって帰ることですね。
で、紅葉する木の代表としてカエデのことも「もみじ」と
いったりしますよね。
実際、植物の名前にもイロハモジミとか、ヤマモミジと名がついて
います。これらは5つ以上に葉先が割れているものをいい、
葉先が3つに割れているものは、フウというのだそうです。
モミジバフウなどがそれです。
でも、カエデもフウも同じ「楓」の文字を用います。
カエデが中国から入ってきたとき、フウに似た葉っぱだったので、
「楓(ふう)」の字を当てて、カエデとよませたのだとか。
本来カエデは「槭」という字を用いていたようです。
カエデはもともとカエルの手から来た呼び方です。
そして、カエデはカエデ科で、フウはマンサク科で、
葉の形は似ていても別の種類なんですね。