家庭が教育機関に教育を丸投げの歴史 

「生活力がないところに赤ちゃんが生まれると、

もうお手上げなんだと思う」

ある幼稚園の園長さんのお話である。

親の世代の生活力がないようなのだ。

たぶん、シンプルにやってきていないんだと思う。

親は学力の面での勉強しかさせてない。

炊事、洗濯、掃除のやり方を知らない。

昔は親が子どもにやらせたが、

やらせなくなったから家庭科で教えるようになった。

考えてみれば、この50年は、家庭での教育を

教育機関に丸投げしてきた時間だったなと思う。

親は教育を放棄しておきながら、文句ばかり言う。

「文句言いたいのはこっちのほうだよ」

教育機関の教職員たちの嘆きが聞こえる。