スポーツ選手の男女格差

ちょっと前にこんな記事を目にした。

女子サッカー選手が、男子サッカー選手との給与格差解消を

求めて声を上げているという。

どういうことを求めているのか詳細は知らないが、

単純に同じスポーツを、同じプロとしてやっているからといって、

男子と女子は同じ給与にはならない。

プロは基本的に人気商売だ。

たくさんの人がスタジアムに足を運んだり、

テレビでゲームを見たりする。

チケット代や放映権料でお金が入ってくる。

スポンサーはユニホームに名前を入れたりするけど、

人気チームほどスポンサーからもらえるお金は増える。

見る人が多いのだから当たり前だ。

こういう経済原則があるから、

人気があれば選手は高収入になり、そうでない人はそこそこになる。

会社のデスクワークで同じ仕事をしているなら、

「男女同じにしろ」というのは至極まっとうな主張だ。

だが、スポーツの場合、男女のパフォーマンスはかなり格差がある。

実力の面で競っても意味はない。

だから、女子は男子にない魅力で見せていくしかない。

女子のプロスポーツが成立しているのは、

ゴルフ、プロレスぐらいかな。サッカーもなかなか大変。

そのうちゴルフ、プロレスは女子ならではの、男子にはない

華やかさがあるから成立する。

競馬やボートレースの場合、体力格差を馬やボートの扱いで

埋めることができるから成立する。

サッカーが男子並みの収入を得ようとするなら、

女子にしかできない魅力を見つけていくしかない。