国民で見ると、有史以来、為政者は変わっても
国民はずっと支配される立場だった。
武士を国民と見るかどうかにもよるが、
その武士でさえも、天皇を打倒しようとはしない。
要は、日本国民というのは、ずっと支配される立場であり、
それは国民主権となった戦後まで続く。
この「支配され体質」は、今でも続いていると思う。
自分たちは支配される弱い立場であり、
難しいことは政治家に任せればいいのであり、
弱い立場だから公金をもらってしかるべき存在であると、
自分たちのことを思っている。
「支配されていたほうが心地いい」
これが日本人のメンタリティなのだ。
日本は国民が自ら戦って主権を奪い取ったわけではない。
国民からしたら「アメリカさんよ、余計なことしなさんな」である。
ちょうど具合よく支配され、公金を奪ったもの勝ちで
暮らしていたほうがラクちんということ。
要は、日本国民は、他力本願なのだ。
自分もそんなところがあるからよくわかる。
そういう受け身な姿勢では、これからのグローバルな世界で
生き残ってはいけないだろう。
社会を変えるにはまず自分から、だ。