カリートの道 

アル・パチーノの映画の中では一番好き。
かたぎになろうとするマフィアの大物が
ある女と知り合い、どうにか国外へ逃亡しようと
するが……。
一度、マフィアになっちゃうと、そこから
抜け出すのは本当に大変なのですね。
「殺られる前に殺る」
そして、いつも「いつ殺られるかわからない」
という重圧の中で生活をしていかなければならない。
心の平穏が、もっとも人間が安住できる場所だとしたら、
どうして彼らはそんなところに住んでいるのだろう
と思わずにはいられない。
アル・パチーノの哀愁を帯びた演技がたまらない。