奇跡の人

ヘレンケラーとサリバン先生の、〝格闘〟とも
いうべきやりとりが壮絶な映画。
甘えを許さないサリバン先生のやり方は
「そこまでやるのか」と思わせるほどだが、
たぶん、中途半端にやさしくするよりも
いいのだと思う。
ふだん自分たちが当たり前に使っている言葉と
いうものが、視覚と聴覚が備わっていることで
使いこなせるものだということに気づかされる。
言葉というものに深く考えさせられる映画である。