ウルグアイのアップセット 

フィジーvsウルグアイのゲームが釜石で行われた。

釜石へは震災後半年ぐらい経ったころだったか、

取材で訪れたことがある。

当時、「釜石の奇跡」と言われていた出来事を取材するためだ。

(今は「釜石の出来事」と言われている)

その釜石で行われたこの試合、

成長著しいウルグアイがやってのけた。

30-27でフィジーを土俵際で寄り切った。

この試合、ウルグアイのミスタックルは48(フィジー16)、

ゲインライン突破がフィジー76あった(ウルグアイ52)。

ウルグアイはミスしてゲインを許しても

フィジーの1.5倍のタックルで防いだ。

抜かれても抜かれても戻ってタックルしたということが

見て取れる。

ウルグアイは体格的には小さい。

けれど、献身と運動量で勝ったわけだ。

ラグビーは、相手の強みを消して、自分たちの強みが発揮できる

土壌に相手を引っ張り込むことができれば勝つことができる。

これこそラグビーの醍醐味。

次のゲームもウルグアイに注目だ。