「不公平感」は防げる 

「子持ち様」というネットスラングSNSを賑わしている。

子どもが急病とかで頻繁に休むので、独身者が割を食うから

不公平だというのだ。

これは少子化で子どものいる家庭が少数派になっていることや

子どもを育てたことがない人が増えて、

不寛容になっているとの指摘があり、もっともだ。

防げることと防げないことがあって、

子どもの急病というのは防げない。

でも、働く人の不公平感は防ぐことができる。

容易に人を増やすことができる状況ではないのだから、

仕事量が増えた人には手当をしていくしかないのではないか。

今年の1月から、

「育休中等業務代替支援コース(両立支援等助成金)」

という国の制度が始まって、中小企業に対して、

育児のために休業したり、短時間勤務になったために生じた

業務をカバーした周囲の労働者に会社が手当を支払った場合、

国から助成金が支払われることになった。

育児をする人だけでなく、その周囲でカバーに回る人たちにも

手当をしようというわけだ。

これは素晴らしい制度だ。

こういうものを周知して「お互い様」とみんなが思える

社会にしていかないといけないね。