努力が必要

「なぜ妻は夫にイラつくのか」
そんなテーマのNHKスペシャルがあった。
おもしろかったのは後半部分。
男の脳は、恐怖とか不安を感じないようにできている。
それは狩りをするときにそういうものを感じたら、
出ていけないからだというのだ。
ところが、女性は家を守り、子どもを育てていく役割上の理由が
あって、恐怖や不安を敏感に感じ取り、危機管理をすることが
必要だったというのだ。
そういうところで夫と妻のすれ違いが生じる。
だが、それを改善する手がかりがある。
それが幸せホルモンと呼ばれている、オキシトシンだ。
これはもともと母子間の愛情のときに分泌されるホルモンだったが、
数千年前に一夫多妻から一夫一妻に移行していくときに
夫婦間にも適用されることがわかったという。
一夫一妻が破たんしないように、オキシトシンが分泌されることで、
愛情を感じて、家庭が維持されるようになっているのだそうだ。
そのオキシトシンというのは、リラックス状態のときに出る。
夫婦間で手をつないだり、スキンシップしたときに分泌される。
ということはつまり、スキンシップをするとリラックスできるのが
夫婦特有ということになる。
夫婦間でない男女なら、スキンシップは逆に興奮の材料になる。
心拍数はリラックスすると下がるし、興奮すると上がる。
ということは、つまりこういうことだ。


心拍数が上がるのが恋、心拍数が下がるのが愛


恋が愛に変わってからは努力が必要。
そういうこった。