ハンコ社会を痛感する

不動産を購入するとなって改めて思うのは、
日本はまだまだハンコ社会なんだなってこと。
実印を久々に使ったが、あれもよくわからない。
実印登録すれば、そのハンコが実印となるわけだけど、
それは銀行などへの届出印とは別のものにしなければいけなかったりする。
そういうのが重なると、ハンコを3つも4つも所有しなければならない。
ハンコの管理だけでも大変だ。
高齢者などは管理が大変だと思う。自分でもどのハンコがどこにあるのか
わからないからだ。
どんなに匠の職人が彫ったハンコでも、いまは押された印から
忠実にコピーハンコをつくることが可能なのだそうだ。
だから、最近の銀行通帳にはハンコを押す箇所がない。
デジタルの技術はそこまで進んでいるわけだ。
アメリカはサインの文化らしい。
筆跡鑑定の技術も進んでいて、筆圧やトメ、ハネのクセなどから、
書いた人物を特定できるという。
日本もハンコという中途半端なアナログ装置より、
完全なアナログである、手書き文字を用いたサインの文化に
なるのだろうか。
デジタルに対抗するには、デジタルでは無理。
アナログこそがデジタルを凌駕できるわけだ。
おもしろいものです。