埋まらない空き地、頓挫する商業施設

出版関係の会社が連なる街、神保町に事務所はある。
昔から書店街として知られ、喫茶店とカレー店が多いことでも
有名な地区だ。
その一角に頻繁に鞍替えする飲食店がある。
以前はカレー屋、次に寿司屋、今度はタコス屋ときたもんだ。
なんの脈絡もない。
これが同じ経営者によるものだというのだからあきれる。
「何か正解があるはず」と思ってのことだろう。
もっと味を追求したほうがいいと思うのだけど。
ここ神保町でも最近はオフィスビルの空室が目立つ。
飲食店の淘汰は以前からしょっちゅうあるけど、
20坪程度の土地が空き地のまま
1年近くになろうとしている箇所もある。
価格が1億円程度するから開発するのも容易ではないのだろう。
そういえば、わが家の最寄り駅の駅前にあった、マックと書店が
入った建物がなくなってもう1年以上経つ。
新しく商業施設ができる予定だったようだけど、
この不況で頓挫してしまったのかもしれない。
中東の地、ドバイではバブルが崩壊。
投機マネーが円買いに走り、円高が進行したという。
リーマンショックの次にドバイショックが来るという人もいる。
しばらく激動のときが続きそうだ。