私はトレッキングが趣味（というほどでもないけど）なのだが、
森林浴をしていると体が元気になるような気がする。
何というか居心地がよいのだ。
なぜなのかいろいろ調べていたら、森林浴といわれているものには
フィトンチッドというものが関係しているらしいことがわかった。
フィトンチッドは、木が自分や仲間の木々をさまざまな危険から守る
ために飛散させる物質らしい。
揮発性物質で、その主な成分はテルペン類と呼ばれる有機化合物らしい。
木々は動けないので、虫に食われたり、病気に犯されそうになったとき
フィトンチッドを飛散させ、ほかの木々とコミュニケーションしている。
動物のフェロモンのようなものかもしれない。
このフィトンチッドがなぜ人間にリラックス効果をもたらすのか
不明だが、私の癒される感覚はフィトンチッドによるものかもしれない。
フィトンチッドは、松、杉、桧、銀杏などの針葉樹から放出され、
楠、樫、ケヤキなどの広葉樹からはほとんど飛散しないという。
ということは、落ち葉が落ちているような山より、
すっきり真っ直ぐ伸びた木が多くおい茂る山のほうが
リラックス効果が高いということになる。
フィトンチッドについては今後も調べていきたい。
