驚愕の「きのこ図鑑」

八ヶ岳に行ったとき、きのこ狩りをしようと「きのこ図鑑」を
買って持って行った。
ある出版社の図鑑シリーズ、2300円也。
中央道を車で飛ばす中、われわれ「きのこ捜索隊」のメンバーは
はやる気持ちを抑えて、きのこの予習をするために
この図鑑の読破という難事業に取り掛かった。
(結局、きのこ狩りして食べるのは危険だと「きのこ捜索隊」に
2名の造反者が出たので、きのこ狩りはあえなく中止されたのだが)
まあ、ありとあらゆるきのこが掲載されている。
色や形、どんなところに生えるかという基本情報とともに
最後に食べられるかどうか書いてある。
たとえば、「味は美味」「食用に適している」のように。
しかしね、きのこってめちゃめちゃ種類があるんですね。
当然、「毒」とはっきり書いているものもある。
でもね……、
「毒?」って書いてあるのがある。
えーーーって思いましたね。
なんか、「知ってる?」みたいなね。
「死んじゃうかもよ?」みたいな軽いノリ。いいですねえ。
他にも「少量なら食用も可」とかある。
いやいやいや、大量に食べたら死ぬんでしょ。
そんなのそもそも食べませんからっ!
すげーなって思ったのが、「(食べても)致命傷にはならない」と
書いてあったもの。
死ぬ一歩手前まではいくってことなのか。
それとも何か障害が残るということなのか。
「毒」と「致命傷にはならない」の区別はどこでつけているのか。
もうびっくりですよ。
何万、何百万とあるきのこのうち、毒かどうかがわかっているものは
ほんのわずかだということなんでしょうね。
でもネットを見てたら、けっこうカンタンに
「きのこ狩りに行ってきました」とか言って、きのこを持って
にこやかに笑っている写真を載せているサイトもある。
大丈夫なのか?
よい子は現地の「きのこおじさん」の指示に従って
きのこ狩りをするようにしましょうね。