海水を飲むと余計喉が渇く理由は?
体験的になんとなくそんな感じはするけれど、
メカニズムとしてちゃんとわかっていなかった。
調べるとこういうことらしい。
水分は腸から吸収される。
どうやって吸収されるかというと、
腸管とその外にある細胞との間で、
浸透圧の違いによって水の移動が起こることによる。
浸透圧の違いがあると、濃度の低いほうから、
高いほうへ水が移動する。
浸透膜は双方の濃度を平準化するように作用するからだ。
体液より濃度の低い液体が腸に入ると、
腸から体内へと吸収される。
逆に体液より濃い液体が腸に入ると、
体内から腸へと出ていく。これが脱水だ。
海水は体液より濃度が高いので、
海水を飲むと体の水分は腸に出ていく。
海水を飲むと脱水が起こり、体は危機を察して
「水が減っている。水を飲め」と命令する。
だから喉が渇くのだ。