可能な限り受けて 

たまに電車に乗る身分なので、

疲弊した仕事人よりが体力的な余裕があることもあって、

席は譲るようにはしている。

感覚としては、3回に2回か、4回に3回は断られている。

先日も、1歳ぐらいのけっこう大きい子を前に抱っこした

若いお父さんに「座ってください」といったのだが、

「ああ、大丈夫です」と拒否された。

すぐに次の駅に降りるかもしれないし、

一度座ってから立つのも抱っこする身ではしんどいだろう。

抱っこしたままでは座りにくいというのもあるだろう。

事情があるのだとは思う。

それも全部分かったうえで、「可能な限り受けて」とも思う。

席を譲る人と座る人は、この優しさの少ない社会を変える

レジスタンスの同志として。