うちにおそらく7,8年ものの柿の木がある。
実家から送ってもらった干し柿の種を、庭の腐葉土づくりのスペースに
投げていたら、芽を出したものを育てたものだ。
まだ実はつけないが、ゆっくり育っている。
それが、ここのところの雨不足で、おそらく1週間以上、
水をやるのを忘れていた。
見たら、葉を全部落としていた。
枯らしてしまったかな、かわいそうなことをした
と思って、水やりを再開して、数日経った。
昨日、見ると、新緑のころのような芽をつけているではないか!
水不足に陥ったため、葉からの蒸散を防ぐために、
いったん葉を落としたのだろう。
省エネのスリム体形になって、暑くて水不足の日々を過ごしたのだ。
そして、水が入ったらまた葉をつけて光合成を再開する。
危機のときの生き延びるシステムが働いたというわけだ。
植物の生きる知恵の巧みさにはいつも驚かされる。