自分の考えで 

いま新型コロナウィルス感染症の扱いを、季節性インフルエンザと

同じ「5類」にしようという検討が進んでいる。

5類になると町医者でも診療を受けられることになり、

薬の処方もスムーズになる。

そして、マスク着用についても義務感は減ってくるだろう。

今後、お店や公共施設など、人が集まる場所の責任者に

お願いしたいのは、自分のところの施設でマスクが必要になるか

どうかは、自分たちの考えをしっかり持っておいてほしいということ。

日本人は自分の頭で物事を考えて主張しようとせず、

政府が言うから、お上が言うから、といのを免罪符にして、

人々に説明することがよくある。

これならまだいいが、声の大きいクレーマーや、それまがいの人から

指摘を受けるのがめんどくさいから禁止するというのは、

絶対にやめてほしい。

「マスクをつけさせろというお客様がいるので……」

といって他の客にマスクを着けさせるのは最も悪いケースだ。

そうでなく、「自分たちはこういう考えでマスクをつけていただきたいと

考えている」という言い方をしてほしい。

「政府が…」とか、「他の客が…」ではなく、

「自分たちとしてはこう考えている」といってほしい。

そうでないと、客にはいろんな考えをもっている人がいるのだから、

いわゆる「サイレントマジョリティ」は不満を持つようになる。

店や施設側の考えを伝えてくれると納得感が全然違う。

そこは本当にお願いしたいのです。