男は誇り高き、めんどくさい生き物だなというのがある。
こんな話を聞いた。
消防士や救急救命士などの心のケアをするプログラムがあるらしい。
これらの職業の人たちは過酷な現場に立ち会うので、
ショックを受けて精神的に苦しくなる人もいるからだ。
そこでこうしたプログラムに参加するよう呼びかけるとき、
「ケア」というと人が集まらないらしい。
救ってあげますよという言い方は、強い人として望まれる彼らから
すると、受け入れられないのだという。
だから、後輩に経験を教えてあげてほしいというのだという。
すると参加率がそうとう上がるらしい。
人に経験を話すことはケアになるので、いい試みだ。
これはOB会でも見られた。
飲み会といってもこないけれど、「就職のことについて現役生に
教えてあげてほしい」というと結構参加者がいる。
男ってのはめんどくさいなあと思う。