80-20の法則というのがある。
全体の2割の労力(時間)で、完成度8割には到達する。
しかし、あとの2割を埋めようとすると、8割の労力を要する
という法則であるらしい。
これは100%を求めると、途方もなく労力がかかるという
ことを言っているのです。
方程式で求める解のように、製品はできません。
いろんな完成の形がある。
なのに、どこかに正解があると思って100%を追うと、
時間が無限にかかる。終われなくなってしまうのです。
ですから、8割の完成度でよしとする。
自分で納得できるところを8割とする。
書く仕事を始めたころ同僚がポロっとこう言いました。
「文章なんていくらでも変えられるからね」
どこかに「正解の文章」があると思った私はハッとした。
「正解の文章」などはなく、「納得できる文章」しかないのだとわかった。
8割を目指すのは決して手を抜いているわけではないんだということだ。