学外指導者導入の課題 

昨今、中高の部活動の指導者の在り方が大きく変わってきている。

昔から学校の教員のボランティア活動に大きく依存してきた

現状に異議を唱える人が多くなり、

ちゃんと報酬を得た学校外の人が指導できるようになってきた。

これはとても喜ばしい傾向だ。

学校側としては学校内の部活という枠組みの中で

部活に学校外の人が入ってくるのは最初は戸惑いもあろう。

だが、かなり無理を強いられている顧問の先生方もたくさんいるので、

負担は軽くしなければならないのだから、

変化を受け入れていってほしい。

心配なのは費用面と安全性だ。

地域の指導者が入ってくる場合、勝利至上主義が行き過ぎたり、

安全面を考慮しないような過度な負荷の練習やトレーニングを

課す可能性がある。

これについてはしっかり安全講習などさまざまな講習を受けさせる

ことが必要だ。

費用面については親の負担は多くなるはずだ。

これは親のほうは受け入れる必要があるのではないか。

いままでがフリーライドで特殊な状況だっただけ。

まともな指導を受けられるのであれば、相応の費用を払うことは

保護者にとってもやぶさかではないはず。

いずれにしても学校外の指導者と学校側の責任者、

保護者が一緒に議論してその部活にあったやり方を模索して

いくことが大切だ。