広がるか部活の外部指導者

中学。高校の部活動の顧問が外部から招へいできるようなことが、
これからどんどん進むかもしれない。
文科省は、この4月から「部活動指導員」として、
教員でない人が指導できるようにするという。
これまで法令上の規定がなかった外部指導者の位置づけを
明確にすることで活用を促し、教員の長時間労働
是正するのが狙いだという。
これまではボランティアとして、補佐役にとどまっていた人たちを
ちゃんと身分をつくって、指導してもらおうということ。
地方大会へも引率できるようにする。
このことで、教員の負担軽減になることは間違いない。
ただ、問題もあると思う。
外部指導者が中心になって全面的に指導するようになると、
どうしてもケガの問題が出てくる。
時代錯誤の根性練習をさせたり、生理現象を無視した
ムチャなやり方をする指導者が出てくる可能性がある。
親からすると、そんな人にはとても子どもをあずけられない。
外部指導員には、ちゃんと予算を組んで、交通費と少しの報酬が
出るようにして、そのかわり研修を受けて、傷害の予防について
しっかり学んでから指導にあたってもらうようにしたいものだ。
子どもの手が離れたら、中学校の野球部なんか指導したら
楽しいだろうなあと思ったりもする。