競争するのは生きてる実感を得るため 

小学生ぐらいまでの子どもは競争するのが大好き。

それは人間がもともと持っている闘争本能なんでしょうね。

獲物を捕らえてくるのが競争で、それによって人間としての

価値が決まっていた時代のほうが圧倒的に長かったんだから。

それがいまは貨幣に変わっただけ。

野獣におそわれて死ぬ可能性は極めて低くなって、

恐怖を感じることができなくなったので、

人はスポーツと言うものを生み出して、

死の恐怖を疑似体験するようになった。

だから負けは死を意味する。

スポーツで負けることは野獣と戦って死ぬことだからだ。

そういうヒリヒリした生きてる実感を得たくて

スポーツをするんじゃないの。

スポーツを見るのもそれを疑似体験したいからでしょ。

競争がなくなったら実感を得られなくて

生きながらにして「死ぬ」ことになるんだから。