「同調圧力は受け取る方の問題もある」
と何度もこのブログで述べてきました。
こういう論調が出てこないのは、ひとつはいじめのことが
あるからだと思います。
いじめる側に問題があるのであって、
いじめられる側に非はないというのは当然の理論です。
なので、同調圧力を受けて傷ついている側に対して、
「あなたにも問題がある」と言いにくいのだと思います。
でも、いじめられるのと、同調圧力を受けて生きづらさを
感じるのはまったく次元が違います。
いじめというのは、明らかに悪意がある。
けれども同調圧力の場合は、同調することを求めているのだから、
悪意は基本的にはないのです。
むしろ、よかれと思っている場合もある。
なので、同調圧力をかける側の人間は、相手に対して
よかれと思っていることがある。
ここがいじめとは決定的に違うのだ。
同調圧力を感じやすい人は、程度がひどくなると被害妄想になる。
被害妄想というのは、第三者に理解されない被害意識だ。
やはり同調圧力を受けずに生きるには、
しっかりした自分をつくるしかない。