本を読む動機を考える。
どんな理由で人は本を手に取るのか。
ひとつは、①知的好奇心のため。
あれはどういうことなんだろう、これについて知りたい、
そういうものに応えるのが本である。
すぐに現実世界で役立つようなものではなく、
日常の判断の土台となる知識を得るためのものだ。
ふたつめは、②エンターティメントのため。
読んでスカッとする、涙を流してすっきりする、感心する、
笑ってストレス解消する。
好きな人の姿を写真で見たり、考えを知りたいときもこれだ。
かたくなってしまった心をほぐすものが本である。
三つめは、③問題解決のため。
人生には問題がつきものだが、それは多くの先人がすでに
体験してきたもの。
その解決の糸口を本から得る。
このうち、①と②とか、②と③というぐあいに
いくつかの要素が組み込まれていると、本はぐっと奥行きが出る。
もちろん、①だけ、②だけ、③だけというのもそれぞれ意味がある。
企画を立てるときにはこんなことを考えている。