疲れた心と体に、はい一本。
名言サプリ 其の３６０
「仕事っていうのは、二階建ての家のようなもんだと思う。
一階部分は飯を食うためだ。それだけじゃあ窮屈だ。
だから仕事には夢がなきゃならないと思う。それが二階部分だ」
（『下町ロケット』池井戸潤）
作家の池井戸潤さんが「下町ロケット」（小学館）で
作中の人物に語らせた言葉らしい。
私も同じことを考えていた。
ピラミッドの一番下の土台部分は「飯を食うこと」。
その上に「やりがい」とか、「夢」とか、「世の中の役に立つ」
という理由を積み上げていく。
でもこの土台部分がしっかり確保されていないと、
その上に積んだ部分は揺らいでしまう。
「食うために仕事をする」というのをバカにする人もいるが、
生物にとって食うことは生命を維持するうえでとても重要。
昔のように獲物を狩りで得るという手法ではなくなったものの、
仕事をすることは食べるものを得ることであり、
とても生理的な活動とさえいっていいものだ。
３階、４階建てより、まず１階をしっかりつくっておかなきゃね。
