ラグビーの外国選手評の違和感 

ラグビーの国内最高峰リーグ・トップリーグが開幕して

1か月以上経過した。

よく知られているように、トップリーグには世界中から世界の

トッププレイヤーが参加している。

2019年のW杯で優勝した南アフリカの選手はもとより、

ニュージーランド、オーストラリアの選手たちがたくさんやって

きている。

そういう選手を評して、ラグビーファンは「日本に来てくれた」

といっている。

19年のW杯のときも日本代表に入った外国籍の選手に対して、

「日本のためにがんばってくれている」という言い方をする。

うーん。

彼らはボランティアできたわけではない。

トップリーグはプロの仕事としてきているわけだし、

日本代表はその選手がプロというのに加えて、

本人がW杯に出たいからがんばっているんだと思う。

そこには対等な感じはなくて、「ラグビーのレベルの低い日本に

きてくれてありがとう」なのだなと思った。

日本のプロ野球では外国人選手を「助っ人」とは

表現しなくなってきた。

ラグビーは「助っ人」とはいわないまでも、ファンの認識は

完全に「助っ人」である。

まだ日本のラグビーは世界のトップレベルに対して仰ぎ見ている。

トップ選手をファンのような目で見ている選手もいるだろう。

対等になりつつあるのは日本代表クラスの選手だけだなのと思う。

南アフリカニュージーランド、オーストラリアに普通に勝てるように

なれば変わるだろうけど、そのためにはやっぱり

マインドセットを変えないとね。

選手は世界の有名選手の力を認めつつ、グラウンドではリスペクト

しすぎずに遠慮なくファイトしてほしい。