長年の鍛錬の価値 

顧客満足度でいうと、コロナ禍にあっても

ディズニーランドは最上位のようだ。

妻子が好きなので、私もディズニーには行くのだが、

行くまでは億劫でも行ったら行ったでなかなか楽しめる。

ただ、ランドで悩ましいのは働く人たちの問題。

「ディズニーは行きたいが、人を切ってるしな」と思ってしまう。

ショーやパレードのキャストと呼ばれる人たちを、

解雇に相当するような条件で再契約を結ばせようとしたことが

報じられている。

一説によると、ランドの経営本体には何千億円もの内部留保

あるらしいのだが、それでも不安らしい。

あれだけのクオリティを保っていくには、キャストたちの長年の

鍛錬があってこそだろう。

それが失われてしまうと、エンタメとしてのクオリティは落ちる。

箱モノ(アトラクション)をつくってもリピーターは得られず、

ソフトパワーこそがその獲得に寄与すると考えられて久しいのだが、

その辺をどう考えているのだろう。

夢の国が「ブラック」では興ざめで、楽しみも半減するというものだ。