不急だが不要ではない 

 

いま音楽家や演劇家の人たちが苦境になっている。

いうまでもなく、公演ができないか、できても観客を少ししか

入れられないからだ。

オンライン公演で少しは潤っている団体もあるだろうが、

それはおそらく一部でしかないのだろう。

芸術分野は不要不急の最たるものとされてきたのだが、

本当にそうだろうか?

かつてのように食うに困る時代ならいざしらず、

食うに困らないようにするのと引き換えに、ストレスに

晒されるようになった現代人には芸術は必要だろう。

不急だが、必要なのだ。

フィジカルには食べ物が必要で、メンタルには芸術が必要です。

やっぱりいくらかの政府補償は必要でしょう。

その一方で、苦境に陥ったときにこそ新しい胎動が

生まれるのもまた事実。

芸術の人たちの根性はコロナぐらいでは揺るがないと信じたい。