素直に 

きょうだいというのは、どうしてもライバル関係になりがち。

外の世界では守り合うチームメイトだが、

家の中では母親を取り合うライバルになってしまうのだ。

年下のきょうだいのほうがどうしても優遇されているように

感じてしまうようなのだ。

次女は、弟とふたりでいるときは、仲良く遊ぶのだが、

母親の前では弟が怒ることをあえてやる。

怒られることで母親に相手にしてもらいたいのだ。

あるとき、次女に言った。

「怒られることで相手にしてもらうのはやめようよ。

素直にママに抱っこして、おんぶしてって言ってごらん」

すると、ポロっと涙をこぼしていた。

このことを母親にも伝えた。

すると、次の日から「ママ、抱っこ」と言っていた。

これで少しは日々の小競り合いが減ってくれるといいのだが。