父親と母親の意識の違い

近所の自治会で、芋煮会をすることになり、手伝うことになった。
子どもたちにはおもちゃとお菓子をセットにしたものを
プレゼントすることになった。
おもちゃとお菓子をどんなものにするか、他家のママさんたちと
話し合った。
私は100円ショップで買うなら、適当に数を揃えて買い、
適当に詰めればよいと主張した。
おもちゃやお菓子に「当たりはずれ」があってもそれはそれでよしとし、
交換するなどして、子ども同士で楽しめばよいと思ったのだ。
そうすることで、子どもたちは友達になるのだし、
交渉能力やコミュニケーション能力が磨かれると思うからだ。
だが、ママさんたちの考えは違った。
「みんな同じものがいい」ということで、結局、そのとおりになった。
ママさんたちは、子ども同士やきょうだいでケンカになるのを
避けたいようだった。
ママさんたちは、「同じものを与えておいたほうが面倒なことにならない」
という意識が強いのだ。
父親と違って母親は子どもと接する時間が長い。
そのなかできょうだいのけんかをなだめることも多く、
それは相当なストレスになる。
そんなストレスはできるだけ避けたいという意識が働く。
父親と母親というのはそれだけ違う。
たぶん、ママさんたちは「わかってねえなあ」と
私のことを思ったはずだが、まあそれはそれでいい。
違いを生かした子育てができれば、ベストなんだけど、
それが難しいのだよねえ。