「感染列島」という映画を見た。
これはいまだに新型コロナウイルスに危機感のない人には、
ぜひ見てほしい映画だ。
でも、一方で十分に危機感のある人は、
さらに不安になるので見ないほうがよい。
気分が滅入るだけでなく、うつ病になりかねない。
「必要な人に届ける」というのはとても難しい。
しつけのなっていない親の例を挙げて、
「レストランや電車内で子どもを走らせて平気な親がいる。
ちゃんと育てられないなら、子どもなんかつくるなよ」
と批判すると、実際それをやっている親ではなく、
そういうことを常に気を付けている親のほうが
真面目に受け取ってしまう。
批判を受け取れない人だから、しつけがなってないわけで。
真面目に受けってしまう親は、どんどん生きづらくなる。
子どもを連れて一歩外に出れば、みんな敵に見えてしまう。
「正しく怖がる」「まっとうな危機感を持つ」
未知のものに対してはこれが難しい。
けれど、メディアがその助けをやらなきゃね。