著作権のおもしろ話2 

「有名な寺から請求来るよ」

という話をしよう。

写真を撮った場合、著作権が発生するのは

その写真を撮った撮影者になる。

だが、別の考え方をする人もいる。

出版業界ではけっこう有名な話だと思うのだが、

京都のある有名なお寺では、

そこの建造物が映った写真を商業利用する場合には、

利用料をよこせと請求が来るというのだ。

境内で撮ったのはもちろん、遠景に映り込んだものにも

使用料をよこせというらしい。

意味ありげに映り込んでいる場合は、

そのように請求されてしまうので、

意味なさげに、背景の一部として表現する必要がある。

あと、仏像写真なんかも使用料をよこせといってくる寺院は

あるようだ。

なので、使用者は撮影者と寺院に二重に金を払う必要が出てくる。

有名な寺院ほど、そういうところが多い。

関係者が多くなって、いろいろ費用がかかるため、

稼がなくてはいけないんだろう。

でも、法律に規定されていないものを支払うのは、

なんだか釈然としないので、どうにかすり抜ける方法は

ないものかと考えるのだが、あまり手を出さないのが無難だ。