「有名な寺から請求来るよ」
という話をしよう。
写真を撮った場合、著作権が発生するのは
その写真を撮った撮影者になる。
だが、別の考え方をする人もいる。
出版業界ではけっこう有名な話だと思うのだが、
京都のある有名なお寺では、
そこの建造物が映った写真を商業利用する場合には、
利用料をよこせと請求が来るというのだ。
境内で撮ったのはもちろん、遠景に映り込んだものにも
使用料をよこせというらしい。
意味ありげに映り込んでいる場合は、
そのように請求されてしまうので、
意味なさげに、背景の一部として表現する必要がある。
あと、仏像写真なんかも使用料をよこせといってくる寺院は
あるようだ。
なので、使用者は撮影者と寺院に二重に金を払う必要が出てくる。
有名な寺院ほど、そういうところが多い。
関係者が多くなって、いろいろ費用がかかるため、
稼がなくてはいけないんだろう。
でも、法律に規定されていないものを支払うのは、
なんだか釈然としないので、どうにかすり抜ける方法は
ないものかと考えるのだが、あまり手を出さないのが無難だ。