昔に比べて日本スポーツは強くなったか

平昌五輪が終わって、日本はメダルラッシュという。
過去に比べて日本人のメダリストは増えたというが、本当か。
昔と比べて五輪の種目数は格段に増えている。
メダリスト自体が量産されるようになったのだから、
日本人のメダリストも増えるのは当然。
日本人の五輪の競技力は、メダル占有率で見るべき。
つまり、100個のメダルがあったら、
昔と今で何個を日本人が確保したかだ。
それが過去よりも比率が上がっていたら、
日本のスポーツは強くなった(競技力が上がった)と言える。
詳しくは見ていないが、たぶんメダル占有率は
過去と比べてほとんど上がっていないと思う。
同じかほんの少し上がったくらいではないか。
小平選手のような情緒に訴えかけられるような活躍があると、
日本人全体が活躍しているように錯覚する。
決してそんなことはない。
やっぱりドイツ、アメリカが強いのは、それだけスポーツをやる
環境が整っているからだろう。
日本のスポーツ環境はまだまだ脆弱。
もっと上から下までたくさんの人がスポーツをできる環境を
求める必要がある。