モズのはやにえ

今日は森林インストラクターの先生による
自然観察会に出てきた。
そこでモズを見かけた。
モズは準猛禽類で肉食だ。
ミミズ、バッタ、コオロギ、トカゲなど小動物を食し、
ときにはカエル、ネズミ、ヘビも獲物にする。
モズが知られているにのは、早贄(はやにえ)という
習性によってだろう。
秋から冬にかけて、これらの動物を捕獲して、
木の枝に突き刺し、晒す習性がある。
その後食べることもあれば、食べないことのほうが多いらしい。
なぜ食べもしない小動物を殺戮するのか、
詳しいことはわかっていない。
「百舌の早贄」は忘れがちなことのたとえとされる。
私が思うにモズは忘れているのではないと思う。
たぶん、自分の捕獲能力の誇示と、
おもしろみのためだと思う。
鳥だっておもしろがって狩りをすることがあっても
ぜんぜん不思議ではない。