自然は凌駕する対象か

登山はやってみたいが、

山頂を目指す登山の考え方にはなじめない。

ヒマラヤ登山とかになると、山頂目指して歩くことを

アタックと呼んで、登頂できなかったら敗退という。

そこには自然に対する挑戦という意味あいがあるのだろう。

人間は長く自然を克服しようとすることで、

自分たちの技術を極めようとしてきた。

科学技術がそうだった。

科学技術を駆使して、登山もどんどん安全なものになっている。

最終的にはヘリコプターで救助してもらうということが可能だ。

今後、空飛ぶ車みたいなものも開発されたり、

人を乗せて運べるドローンのような無人飛行機を飛ばして

救助するなんてこともできるようになるだろう。

(ヘリも飛ばせない空域もあるようだけど)

私にとって自然とは、凌駕する対象ではない。

恵みを与えてもらい、学ばせてもらう対象だ。

登山家の本をつくることがあったら、

そのへんの私の意識を覆してもらいたい。