値段交渉

フリーライターをやっていて、たまに値段交渉することがある。
あまりに安い場合は、最低ラインを示して、
これ以下では仕事ができないことを出版社に伝えている。
その最低ラインは、1日2万円のレベルだ。
半日取材に出かけて、半日執筆にあてる。
これで2万円になるかどうかで決める。
1万円だとできませんと伝えている。
これで1万円で仕事を請け負うと、これがベースになってしまい、
収入が上がっていかない。
でも、これが1万5000円でも仕事をするときがある。
それは以前からの知り合いや、縁の深い人、これからも長く仕事を
やっていけそうな人との仕事の場合だ。
相手にも事情があるだろうからだ。
困ったときはお互い様。
あるときは安くても、次で帳尻を合わせてくれればいい。
逆に、「頑張ってくれたんだな」と思えるときには
こっちは値段以上のものを書こうと思える。
そうやっていい関係ができれば、仕事を長く続けることができる。
来年もそういう関係づくりに励んでいきたい。